薔薇のマリア I.夢追い女王は永遠に眠れ (角川スニーカー文庫 し 1-1-1)
- KADOKAWA (2004年11月29日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (356ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044710019
作品紹介・あらすじ
九頭竜大骨格と呼ばれる巨大竜の骨が"蓋"となり、異界生物を封じ込めている地下空間に、財宝を求め危険を顧みず潜り込む集団がいた。クランZOO。美しくも頼りないマリアローズを筆頭に今日も万全(?)の態勢でお宝GET!?…のハズだったのに!!分断の危機、思わぬ敵との遭遇と、幾度のピンチをへてメンバーが見たものは、戦慄の魔導女王が誘う"哀しき夢"だった!?優しき"侵入者"マリアと仲間たちの最高な物語、堂々開始。
感想・レビュー・書評
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完結した、と聞いたので最初から読みなおし。
このシリーズを読んだのも随分前の話になるので
どんなキャラクターがいたのか、以外はほとんど
覚えていなかった。
なので再読ではあるけれど、新鮮な経験が出来たと思う。
それにしてもこのパーティ、メンバー間の戦力差が
非常にロコツである。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
簡単に物語を説明してしまうと、地下のダンジョンへ行き、お宝を手に入れるために仲間とともに危険に立ち向かっていくストーリー。
世界観が奥深く、登場人物も含めて細部にまで設定があります。あらゆることに歴史や理屈があり、キャラの心理描写が楽しいです。好きな人は、どハマりしそうな物語です。
全体として地の文が表現というよりも、説明的でした。何歩歩いて歩幅はこのくらいだからあそこから現在地の距離は何メートルだ、とか。戦闘にはスピード感がある一方、話の途中で武器の話や技の経緯が入ってくるので、この文体に慣れないうちは読みにくかったです。
主人公のキャラが魅力的なので、過去に何があったんだ、これからこの仲間との関係はどうなるんだ、と続きが気になっています。 -
薔薇のマリアを何度か書店で見かけ、気になっていたので購入しました。
続くこと前提で書かれているためなのか、文章の書き方として、伏線の張り方があからさますぎる気がしました。一冊で主人公や、その他キャラのすべてを書くことはできないので、わからないままになってしまうのは当然なのですが、それを地の文で言わないで欲しいなと思いました。
キャラクタ―はみな魅力的です。一言つけるなら、たまに誰かがわからなくなります。あと、主人公の性別がいまいちわかりづらかった。
機会があれば続きを読むかもしれませんが……とりあえず一巻で満足。他の方が言っておられるようなグロイ描写は、私はそれほど気になりませんでした。 -
4044710015 342p 2005・8・25 4版
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主人公マリアローズの成長物語。
冒険物ですが戦闘面での成長というよりは対人関係の成長がメインで仲間の絆の話だと個人的には思ってる。
未だに最弱なのがいい証拠。
少しずつ変わっていく関係性と距離感がすごく良い。
マリア可愛いよ、マリア。
ちなみにわりとグロい描写があります。
あとくせになる中二病ネーミングがたまらん。 -
作り込まれた世界観と圧倒的な情報量、そして心理描写の深さ。キャラクター一人一人にそれぞれ個性があり、独特の戦闘表現や地の文でかかれている――私が引き込まれたのはこういった部分なのですが、例えば複線回収が回りくどいのがいやな人(中には数巻経ってから複線を回収してきたりしているものもありますw)や、文字の多さに負けてしまう人にはあまりオススメできません。ただ読み応えは十分で、ハマれば間違いなく十文字青氏の世界にどっぷりと浸かれます!
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世界設定がすごく細かくてワクワクする。
そしてキャラがみんなイイ! -
図書館で初めて借りたのが、このシリーズを読むようになったきっかけです。
まさかここまで読み続ける作品になろうとは・・・。
登場人物がみんな魅力的なんです。
そして十文字青さんの、キャラクターのたたみかけるような心情の書き方がとても特徴的で良い味を醸し出している作品です。
おすすめの一作ですよ! -
独特な世界感で、読みあきたりしない。
反対にどんどん引き込まれる。
ファンタジック!
キャラが多いのはご愛嬌?←
昼飯時のマスターが好きすぎる^^