あずけて! 時間銀行 ご利用は計画的に (角川スニーカー文庫 205-5)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2009年10月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (294ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044735036
作品紹介・あらすじ
「あなたの時間を預かりにきましたよ!」誰もが平等にもっている時間、もしもそれを貸し借りすることが出来たなら。時間銀行はそんな夢を叶えます!ただしご利用は計画的に…。グータラ駄目人間の往時洋斗は、時間銀行の口座に残時間が1年分しかなく、時間を稼がないと1年後には死んでしまうことが判明!その日から、黒ずくめの美少女シーヌと、喋る手袋のムクロとともに、ぎりぎりのちくたくバイト生活が始まる!
感想・レビュー・書評
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書評で面白そうだったため。
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「思い出す……とはつまり、過去の記憶に対して繰り返し時間を消費する事を意味している。(中略)そうやって何度も時間の消費を繰り返した記憶は、やがて時間の結晶……リコレクトを生み出し、これを抱え込むようになる。」(p.33)
本書で最も気に入ったのはこの引用箇所。過去の記憶、特にネガティブな記憶を思い出しては、モヤモヤとした感情を何重にも積み上げていく。誰しも思い当たる節があるのではないかと思います。それを「リコレクト」として可視化してみせたのが面白い。自分の中にある「リコレクト」を見つめてみたくなる一冊です。 -
題名通り時間を貸し借りする銀行ができたならというラノベ。
最初は妹とのやりとりが面白かったけどメインと思われるストーリーに入った途端専門用語のようなよくわからない横文字がでてきて一気についていけなくなって読むのをやめてしまった。
せめて説明を加えてほしい。
話は膨らむと思われるテーマなのにスゴクもったいない。 -
面白そうなタイトルと絵柄に惹かれて買ったのだけど、どうにもお話が小難しくて、すらすら読めなかった。
ヒロインも、あまりかわいいシーンがなかったような。
素材としては、かなりいいように思うのですが。 -
スゴ本は・・・のブログから購入。
面白い、でも、読み手を選ぶかんじ。自分は好き。 -
表紙買いした
時間を貸し借りできる時間銀行の営業さんと時間の借金を背負った主人公の話
一話ずつで違う人の記憶の中に入り、記憶の結晶を回収してそれで返済するというストーリーになっている
キャラ立てもよくて面白かった
ただ時間の貸し借りがあるので、ちょっとややこしくなってるかな? -
表紙買いしたら妹ちゃんがツボりました