- Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
- / ISBN・EAN: 9784046001153
作品紹介・あらすじ
英国ヴィクトリア朝に登場した美の反逆者たち。ハント、ミレイ、ロセッティ、バーン=ジョーンズ、モリスたちが描く美の競演。
感想・レビュー・書評
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分かり易い
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絵の写真は豊富なのだけれど、それぞれの絵の解説が少なく、眺めて楽しむだけになってしまった。それはそれでよいのだけれど。
人物相関図はなかなかよかった。どろどろして解体していく人間模様がよくわかった。画家が美を求めたり、画家の才能に惹かれたりするのは仕方がないかなあと。 -
借りたもの。
ラファエル前派結成の理念、その動き、影響を受けた(ラファエル前派後期)画家らからアーツ・アンド・クラフツ運動へ繋がってゆく時系列に則って紹介。影響を与えたその周辺の画家などの人間関係や作品にインスピレーションを与えた美女たちの相関図なども簡潔に掲載され、非常にわかりやすい。
“ラファエル前派兄弟団”と“後期ラファエル前派”の画家の理念の違いなども説明。
持ち運びやすいサイズながら、図版も美しい。
作品主題に関する解説は少ないが……
2014年六本木ヒルズで行われた『ラファエル前派展』に行く前に読んでおけば良かった…orz -
ラファエル前派の誕生から解体、そして新世代の台頭、変質。彼らの作品を眺めながら試行錯誤と挑戦の歴史を追う。解説書というよりは芸術鑑賞の書。ヴィジュアル中心の構成となっている。作品は年代、ジャンルごとにうまく整理されており、出色は人脈図。見開き2ページにかなりの情報がはめこまれている。全体を俯瞰理解するのに威力を発揮。
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ちょうど展覧会もあるので予備知識を仕込もうと読みました。私もざっくり「ラファエル前派」としてとらえてた芸術家グループを、一括りに出来ないそれぞれの傾向や時期、人間関係、影響を与え合う関係など、図式や資料を盛り込んでわかりやすく解説してくれています。
個人的には、なんで別の画家の作品でも同じような顔の女性の絵が多いのかとか、違う絵なのに顔が同じ人がいるのかとか、そういう素朴な疑問にも答えてくれるところが良かったです。図版が多いのも◎ -
ラファエル前派について分かりやすく書かれた本。カラーの絵もたくさん載っていてうれしい。新しい発見がある。
2014/1/8