札幌謎解き散歩 (新人物文庫 ご 2-2)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046001337

作品紹介・あらすじ

札幌時計台の針はどのように動かしているの?クラーク博士の教え子とは?博士は帰国後どうした?「あかんぼ橋」「あんぱん道路」って何?ほか。

感想・レビュー・書評

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  • 興味のある分を拾い読み。/Boys Be Ambitousのクラーク博士がアメリカ帰国後は、鉱山会社を立ち上げるも、破綻し、不遇な晩年をすごしたこと。/定山の名前のもととなった定山坊が死んだ際に流布した行方不明説は、あとをついで温泉を運営していた使用人が、定山と早川氏の一代限貸渡契約が実行されるのをおそれて、行方不明であると吹聴したのではないか、という仮説。/新選組の永倉新八が北大生に維新の回顧譚を語り、剣の稽古をつける一幕があったこと。/都ぞ弥生の作曲者が、以前、別の作者の寮歌を手直しして、その作者のものとして発表したことを批判されたことを受け、それなら自分で作ろうと思い立ったこと、曲が素人くさいからプロに編曲してもらえという批判に耳を貸さず、有島武郎のそのままで、というひとことでそのまま採用されたこと。/篠路歌舞伎の勃興と衰退/坂本龍馬の姉の子の長男・次男と北海道の縁。次男の孫が坂本直行であること/すすきのゼロ番地の誕生経緯/などなどのトピックが興味深かった。

  • 登録番号:10933 分類番号:291.15ゴ

  • 札幌の歴史の中でも、知らなかったこともあり、思わず「へぇ」という部分も。豆知識として、読んでおくといい。

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著者プロフィール

一九三四年(昭和九年)、北海道空知郡上砂川町生まれ。北海道新聞社に入社し、事件を担当。在職中からノンフィクション作品を発表。退職後は札幌大学講師など。主な作品は『日本史の現場検証』(扶桑社)、『松浦武四郎 北の大地に立つ』(北海道出版企画センター)、『北の墓 歴史と人物を訪ねて』(柏艪舎)、『生還』(柏艪舎)など。1994年より道新文化センターでノンフィクション作家の養成塾、一道塾を主宰。札幌市在住。

「2022年 『小説を旅する 北海道』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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