- Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
- / ISBN・EAN: 9784046001443
作品紹介・あらすじ
聞いた内容を忘れないリスニング術、略語と記号を使う短時間メモ、一晩で100単語覚える記憶術-語学力ゼロでも、すぐ使えるアイディア満載!
感想・レビュー・書評
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基本的にビジネス書×英語学習法の本。著者は通訳者ではなく、コーディネーターなので、通訳に関する特殊な技術についての詳しい話は出てこない。
でも一読して、勉強方法や仕事の仕方へのヒントや自分の思い込みをなくしていくきっかけは得られたと思う。
通訳者でも100%なんでもわかっているわけではなく、その場の臨機応変な対応とそれを支える普段からの地道な努力と精神力で仕事をこなしているのがわかり、それを自分が自分の環境と能力でどうカスタマイズしていくかにかかっている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
勉強法、スケジュール管理など参考になった。
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内容がノート術や学習法に加えて通訳者の仕事の仕方みたいな話もあって、通訳者になりたい人にはもしかしたら有益かもしれないけれども、詰め込みすぎてそれぞれの内容が薄まっている印象があった。
英語学習の部分で行くと、オーソドックスではあるけれど、勧められていた勉強法は3つ。シャドーイング、サイトトランスレーション、リプロダクションである。リプロダクションに関しては、まずは日本語で始めても良いとの事なのでやってみたいと思った。もしかしたらこの感想も、リプロダクションの1つかもしれない。 -
同時通訳の仕事には圧倒的な質と量の段取りが求められるがゆえ、効率的なメモ&時間管理能力が不可欠。それゆえ同時通訳者のノートづくり、思考方法にはビジネスに有用な知恵が凝縮されている。というコンセプト。
通訳業務の内訳として逐次通訳の3ステップを分けると、、、
リスニング(聴く) …意図を正確に見抜き、数字など聞き逃さない
リテンション(保持) …論理展開(記憶)、固有名詞と数字はメモ(記録)
デリバリー(説明) …メモを訳出できる状態に素早く段取り
というわけで、それにもとられる段取りとして、、、
●メモは自分独自の記号をつかいこなして会話と同じ速度でできるように。ノートは大胆に。文字を大きく。インクの減りがわかるペンで。
●暗記は、単語をつなげて覚える。トリガーワード(付加価値情報)で使える記憶に。また、短中長期それぞれに計画的にインプットする。
〇短 100~200単語覚える英単語の効率的暗記はエクセルにテーマ別に。その前に時系列メモ→ノートに手書きで。場合によっては現場でそのまま使えるノートにしておく。現場で思い出せられる程度のカンニングペーパーをつくっておいてもよし。
〇中 evernoteのタグ機能を使った電子単語帳で効率よく暗記
〇長 英単語はその場で覚える。覚えられなければ新聞などすぐ捨てて新しいものを読む。幅広いジャンルの英語に普段から触れておく。知らない単語はすぐメモ。訳せない内容も控える。
●言語を使える状態にするにはアウトプットが不可欠、その学習法は現場の業務内容に近いことにこしたことはない。
シャドウイング …とにかく喋る
サイト・トランスレーション …片っ端から訳す
リプロダクション …可能な範囲で意味を近づけて復唱
●学習にスランプはつきもの
pateauプラトー(草原)とは横這いのラーニングカーブ。伸びしろを貯めるチャンスと思って勉強を続ける。
●スケジュール管理は年間計画で。毎日のルーティーンワークから勉強時間を絞り出しておく。 -
縦割りノート術とシャドーイングがいいらしい。やはりシャドーイング重要。
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著者は同時通訳者をコーディネートするサービズ会社の人で、通訳者の仕事や勉強のコツなどを紹介している。
英語学習や時間管理術などについては特に目新しいことはなかったが、トップクラスの通訳者でも(だからこそ?)寸暇を惜しんで勉強するストイックな姿勢に脱帽した。 -
2015/1/27図書館から借りてきた。
テクニックを読む前に、貸出期間が来た。
2015/2/7返却。 -
同時通訳者は、求道者の世界だと感じた。プロフェッショナルな鍛練法に感動した。
自分には、まだその手前でやらなけれないけないことがあるようだ。 -
10分後に、本社とのテレカンが始まる。
グーグル日本社長の村上氏の本「村上式シンプル英語勉強法」をきっかけに、仕事で求められる英語の勉強を再開した。
英語の勉強はこれまでも何度かトライして、何度も中途半端な状態で終わっている。
決して、英語が聞き取れない・話せないわけではない。それでも、会議に出る時は、英語が話せる日本人と同席でないと不安なレベル。これでは、上の仕事は回ってこない。。。
勉強をスタートさせて45日が経過。通訳の仕事そのものに野次馬的な興味はあったが、それに加えて中だるみ気味だった英語勉強のカンフル剤として手に取ることにした。
英語学習の目標は、上に上げた仕事以外に、東京オリンピックのボランティア、トライアスロンで海外に行くようになった場合の力強い味方を手に入れることにある。
これまで、いくつかの本を読んでうすうすは予想していた結末。結局、英語を話す、読む、書く時間をいかに捻出し、できる限り英語に触れ続けるようにするかが大事だと。
村上氏の本にもあったが、昔のスポ根を思わせる思想が脈々と息づいている。
成長を実感することができない時期は、非常につらい。
ダイエットに失敗するエピソードをよく耳にする。私は、ダイエットには、それほど苦労する気がしない。間食をしないで、適度に運動をすれば太るはずがない。全く難しい話ではない。
できる人にとってみれば、英語も同じであろう。
余計なことは考えず、ダイエットの話と同じようにコツコツ継続していこう。
とはいえ、翻訳こんにゃくが出てきたら、試してみたい。 -
英語の勉強方法だけでなく、スケジュール管理、メモ術など大変参考になる。
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ノート術とタイトルにあるけれど、ノートテイキングの話はごくわずかで、その部分の結論は「ひとりひとりちがう」ということだったので、はあ、そうなのか、と。結局そういうことなのか。
全体的にちょっと項目ごとの中身が薄くて総花的な感じ。もう少しがっつりした中身がほしかったかなあ。