部下を「お客さま」だと思えば9割の仕事はうまくいく

著者 :
  • KADOKAWA/中経出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046003119

作品紹介・あらすじ

営業畑出身の著者は「人は本当に納得しなければ動かない」ということを、お客様とのやりとりの経験を通じて知っていた。官僚的と言われる自治体で「待機児童ゼロ」を実現した部下指導をまとめたテクニック集。

感想・レビュー・書評

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  • 部下によりそう
    トップダウンでなく考える部下を育てる
    常に部下にみられていると意識する
    どれだけ許せるかが上司力

  • お客様として扱ってるだぞという逆に上から目線

  • 部下マネジメントにおいて特に褒めるに特化したマネジメント手法を書いている。初めて部下を持つ人におすすめ。

  • 仕事には幸福感が必要!

  • ビジネス

  • 部下とのコミュニケーションに悩む時やチームでの成果が思ったように上がらないときにもう一度読み返したい良書。

  • 仕事関係の本。
    心構え、として購読。

    またいつか、折に触れ読み返そうかと。

  • 02 責めるのではなく、疑問を投げる「どうしてうまくいかなかったんだろう?」

    部下とのコミュニケーションをとるときに重要なのは、否定しないこと。

    部下自身が「やってみよう」と思うように導くことが大事。

    上司の仕事は事実を暴き出すことではなく、部下に「希望を持たせる」こと。


    03 成功体験を語るより、まず共感「私もそうだったよ」

    部下にアドバイスをするときは、本題に入る前に「共感を示す」


    05 上司の弱さは武器になる「いまプレッシャーを感じているんだ・・・」

    上司は完璧でなければならず、部下に弱い部分を見せてはならないと思いがち。しかし、弱さを見せたほうが部下は上司に共感して、「一緒に頑張ろう」という気持ちになる。


    06 困難なことは、一緒にやると宣言する「でも、一緒に努力したいよね」

    難しい仕事を抱えて苦しんでいる部下に対しては、「頑張れ」と言うのではなく、「一人ではなくチームで仕事をしている」という意識づけをする。


    07 歩み寄ってこない部下には、自分から歩み寄る「●○の新曲、いいよね」

    部下とのコミュニケーションは、上司から積極的に取りに行くべき、そのときは、部下が興味を持っていることについて話してみよう。

    部下が上司と関わりたがらないのは、なぜでしょうか?

    ひとつは、上司が自分目線の話しかしないからだと思う。
    飲みに行くと、自慢話ばかりする。ごはんを食べながら、説教じみたことを言う。

    部下が「上司と話をするのは楽しい」と思ってくれれば、しめたもの。


    08 部下には命令せず、頼りにする「助けてもらえないかな?」

    部下に仕事を頼むときに「これやっておいて」と命令しては、部下のモチベーションが下がるだけ。部下の気持ちを考えた声かけができるかどうかが、マネジメントスキルの見せどころ。


    09 部下の怒りは100%受け止める「その気持ち、すごくわかるよ」

    部下が感情的な物言いをしてきたら、否定したり、正論で論そうとしてはいけない。まず相手の状況を認め、感情を吐き出させてから、建設的な方向に導く。


    12 部下を応援してはいけない「心配していないよ」

    頑張っている部下に「頑張れ」と声をかけても効果はない。部下をモチベートしたいなら、信頼していることを声に出して伝えよう。


    コラム 【稲盛和夫さんの本】
    『心を高める、経営を伸ばす』
    「日常の心のふれあいを大切にしなければならない」
    著者を支えてくれた本の1つ
    いまも折に触れてこの本に目を通しているとのこと。

    第2章 言うことを聞く部下より「考える部下」を育てなさい

    14 エネルギーの半分を部下との関係づくりに使う

    現場で成果を出すのは部下の役割。部下が成果をだせるよう、環境を整えるのは上司の役割。成果が出る環境づくりには、コミュニケーションがカギとなる。


    15 まず、「自分がどんな人間か」を開示する

    信頼がないうちから、「あれやれ」「これやれ」と言っても部下は動かない。まず、上司が自分の思いを語る。その思いへの共感から、信頼関係が生まれる。


    相手に求めず、与え続ける。部下を育てるにはこの精神。


    できない部下こそ、上司を人間的に大きく成長させてくれる。


    小さなことを褒め続けると、ネガティブな気持ちをリセットできる。


    上司は部下が成果をだすための「お手伝い」をする


    人間関係においても、仕事においても、「常に相手のためを思った行動」をしていれば、物事はうまくいく。

  • 部下とコミュニケーションをとるヒントが書かれてあり参考になった。
    ・「疲れているみたいだね」はNG。会話の出だしは
    「元気そうだね」
    ・相手の名前を呼んでから話す。
    ・部下には命令せず、頼りにする。
    ・注意するときは、ほめる→叱る→ほめる
    ・実践してほしいことは自分が先にやってみせる。
    等々
    とにかく部下の立場になって対応するということだ。
    ただ、こんなに綺麗ごとだけで本当にいいのかという気持ちがしてならなかった。私がひねくれているのだろうか。ただこういう上司なら部下はついてくると思う。
    今の横浜市役所の方の感想を聞いてみたいものだ。

  • 相手の立場に寄り添って、相手にやる気になってもらって成果をあげる。わかりやすくまとまっている。横浜市で待機児童を無くすと言って、実現した市長。公務員を動かしたのだから説得力ある。

    なかなか言うは易く行うは難しなことばかりだが、目次メモって意識してみよう。

    部下を「お客さま」だと思えば9割の仕事はうまくいく
    目次


    はじめに

    第1章
    たったひと言で部下は9割変わる
    [コミュニケーション]
    1会話の出だしは、ポジティブに「元気そうだね」
    2責めるのではなく、疑問を投げる「どうしてうまくいかなかったんだろう?」
    3成功体験を語るより、まず共感「私もそうだったよ」
    4相手の名前を呼んでから話す「○○さん、この間の件だけど」
    5上司の弱さは武器になる「いまプレッシャーを感じているんだ」
    6困難なことは、一緒にやると宣言する「でも、一緒に努力したいよね」
    7歩み寄ってこない部下には、自分から歩み寄る「○○の新曲、いいよね」
    8部下には命令せず、頼りにする「助けてもらえないかな?」
    9言い出しにくいことは、こちらから聞く「ちょっとごめん、困ってることがあるんじゃない?」
    10 部下の怒りは100%受け止める「その気持ち、すごくわかるよ」
    11 部下の失敗を自分のミスと認める「嫌な思いをさせて、ごめんね」
    12 部下を応援してはいけない「心配していないよ」
    13 もうひと言で感謝を3割増しにする「ありがとう。とてもうれしかった」

    コラム林流 上司の武器①稲盛和夫さんの本

    第2章
    言うことを聞く部下より
    「考える部下」を育てなさい
    [マネジメント]
    14エネルギーの半分を部下との関係作りに使う
    15 まず「自分がどんな人間か」を開示する
    16ほめて、ほめて、ほめて、ほめつづける
    17注意するときは「ほめる→叱る→ほめる」
    18スピード仕事術より、雑談とムダ話
    19自分の部下時代を思い出し、「上から目線」をやめる
    20 プロセスを共有し、部下の「ひと工夫」を引き出す
    21 話を整理しながら部下の「論理力」を育てる
    22 わからないことは、部下に教えてもらう
    23 目標を大きくして「火事場の鳥鹿力」を引き出す
    24「何を」するかは上司が、「どう」やるかは部下が決める
    25部下との絆作りに、飲み会を利用しない
    26ホウレンソウは、上司から
    27できる部下にこそ窟かけを忘れない
    28「くれない族」を卒業しなさい
    コラム 林流上司の武器2 自分が部下だった体験

    第3章 部下は.あなたに似てきます
    [上司の行動習慣]

    29 笑顔を使うとき、笑ってはいけないとき
    30 常に部下から「見られている」と意識する
    31 実践してほしいことは、自分が先にやってみせる
    32 相手によって態度を変えない
    33 用事があるときは、自分から出向く
    34 部下の話を絶対にさえぎらない

    第4章
    部下をどれ把け「許せるか」が上司力
    [人聞力]
    35 部下に受け入れてもらえないのは「当たり前」
    36「苦手な部下」は存在しない
    37部下は「10年スパン」で青成する
    38挫折が多い人ほど、いい上司
    39『でさない部下」への対応が、上司を成長させる
    40 部下への「利他の心」が成果を生み出す
    41もう「悲壮感」を与えるはのはやめなさい

    おわりに

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著者プロフィール

横浜市長

「2013年 『しなやかな仕事術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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