養生のヒント

著者 :
  • KADOKAWA/中経出版
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046009753

作品紹介・あらすじ

養生は人生の“質”を決める――。健康を失えば、一挙に下流へ転落しかねない。そんな超高齢大国日本で生き抜くための心と体を整える珠玉の最新エッセイ!

感想・レビュー・書評

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  • 五木寛之 著「養生のヒント」、2015.3発行。五木寛之さんの「生・養生・病・老・死」に関する本音が語られていて面白かったです。①「治療」というのは火事になってから消火器を買いに走るようなもの。その前に「養生」がある。②毎年「養生のテーマ」を決めている。ここ数年は「歩行」や「自立」。「嚥下(えんげ)」や「咀嚼(そしゃく)」の年も。③老後の趣味としての養生。

  • 生まれてこのかた検査も病院通いもしたことがない著者は、自分の五感で身体を感じ、養生し、まさに自己責任で生きている。

  • 前半の「生」「養生」「病」あたりまではまあそうかなといった具合だが、後半の「老」や「死」の章になって俄然含蓄と説得力を持ってくる。
    著者自身が実践し又思考している生の実践を、淡々とではあるが、研究した仏教等にも絡めながら、独自の死生観を披露している。

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著者プロフィール

1932年、福岡県生まれ。作家。生後まもなく朝鮮半島に渡り幼少期を送る。戦後、北朝鮮平壌より引き揚げる。52年に上京し、早稲田大学文学部ロシア文学科入学。57年中退後、編集者、作詞家、ルポライターなどを経て、66年『さらばモスクワ愚連隊』で小説現代新人賞、67年『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞、76年『青春の門筑豊篇』ほかで吉川英治文学賞、2010年『親鸞』で毎日出版文化賞特別賞受賞。ほかの代表作に『風の王国』『大河の一滴』『蓮如』『百寺巡礼』『生きるヒント』『折れない言葉』などがある。2022年より日本藝術院会員。

「2023年 『新・地図のない旅 Ⅱ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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