お客様を買う気にさせる「価値」の見つけ方

著者 :
  • KADOKAWA/中経出版
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046011213

感想・レビュー・書評

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  • データを追うほどお客さまの気持ちから離れる。具体的な違いを相対的に比較して、それぞれお客さまへの価値を導き出す。そのほか、使用した体験をもとにしたエピソード分析、製品を生み出した際のこだわり(強み)を見つけることで価値が何かを導き出す方法。すでに売られている商品をもとに自分で考えてみることもできるのは練習になっていい。
    308冊目読了。

  • 価値の見つけ方について手法と実例が示されていて良かった

    メモ
    人間は情報が多い時にはサボるようプログラムされている
    ニーズを探すのではなく価値を見つける
    今は●●に興味がない人でも、こんな商品だったら欲しいと思わせること
    価値を見つけるためのアプローチ方法は3つ
    ①相対比較法 ②エピソード分析法 ③こだわり抽出法
    3人から共感を呼ぶ発言は多くの人の共感を集める本質的な価値の可能性が高い

  • 広告も営業も同じかなと思う。それは、商品の機能や特徴を伝える事ではなく、商品を手に入れる事で得れる価値を如何に伝えるか。課題や打ち手を考えるには価値を抽出してからでないといけないな。

  • 2015.08.08 シンプルで分かりやすい。難しいことは一切書いてないが、しっかりとツボを押さえた良書ですね。

  • 著者はコンサルタント。しかしコンサルタントがよく用いるデータ分析(何が誰に売れているか、あるいは売れていないか)や戦略フレーム(自社の強みとは?弱みとは?競合はどこか?など)を用いず、徹底的に商品の価値探しをすることに重きを置いている。彼は「データを分析してたくさんの問題点をみつけるよりも、1つとびぬけた価値を見つけることの方が大事」という考えです。

    多くの企業は基本的に色んな人に色んなものを買ってもらいたいと思っている。万人受けする商品を作った結果、売れない。よくある構図です。

    色々な機能をつめこんだモノは効率よく作れてしまいます。ライン一つで様々な機能を併せ持つモノが作れれば効率化につながる。

    万人受けするものは、逆に万人が探している。その結果数ある同様の商品の中に埋もれてしまい、探し出してもらえない。

    このような観点は自社の都合を優先させお客様にとっての価値を考えていないことから生じる。

    そこで著者が担当した企業で行ったことは徹底的に商品の価値を掘り下げていくこと。その様子をいくつか揚げているので分かりやすかったです。

    とはいえ、商品の価値を考えるための時間を割くことができない企業は多分多い。わかっちゃいるけど、日々の仕事で終われてしまい・・・というやつ。

    自社の都合ばかり考えている限り、価値は見出せないというのが本書の答えです。

  • ヒットするサービスや商品のどこがいいのかを、表面で語らずに価値で理解しようとするときに参考になると思います。
    旭山動物園がSWOT分析で戦略をたてていたら、という話は、SWOTばかりでてくる研修に飽き飽きしている人には興味深いのではないかと思います。

  • ■書名

    書名:お客様を買う気にさせる「価値」の見つけ方
    著者:岡田 庄生

    ■概要

    イベントや新商品の企画立案、クライアントへの新しい提案のため
    に、データを分析したり、様々な戦略フレームに当てはめたりした
    ものの突破口が見つからない――。
    そんな悩みを抱えるマーケターや企画室、商品開発部に所属するビ
    ジネスパーソンに向けて、博報堂の新進気鋭のコンサルタントが「
    お客様の隠れたニーズ」を探り当て、新しいアイデアを生み出すた
    めの3つのアプローチ法を解説!
    (From amazon)

    ■気になった点

    なし

  • ざっくりまとめると、商品をヒットさせるためには
    "データや分析から入る前に、その商品の「価値」を見つけるべきだ"
    という内容です。

    言ってることはよく分かるのですが
    その「価値」を見つけるのが難しいなぁと。

    ただ、多くの事例や、価値を見つけるためのトレーニング方法なども載っているので
    訓練してみようかな、という気にさせてくれます。

    私自身どうしてもデータや分析から入ろうとしてしまうので、目からウロコでした。

  • データや調査に頼ることなく、商品やブランドを強くしてくれる(必ずしも明示ではない)価値を提示するための方法論を、具体的な事例とともに提示した一冊。
    実践しやすいカタチに整理されており、抽象化と具体化の絶妙な塩梅。

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著者プロフィール

博報堂ブランド・イノベーションデザイン
プロジェクト・ファシリテーター
駒澤大学非常勤講師
WEBコラム「ブランドたまご」編集長
1981年東京生まれ。ICU卒業後、2004年株式会社博報堂入社。PR 局を経てブランドや事業の変革プロジェクトを支援する博報堂ブランド・イノベーションデザインに所属。企業のプロジェクトリーダーを育成する「ファシリテーション型リーダーシップコース」の講師も務める。13年日本広告業協会(JAAA)懸賞論文金賞受賞。14年、日本PR協会「PRアワード2014」優秀賞受賞。経営学修士(MBA)。法政大学大学院博士後期課程在籍。

「2020年 『プロが教えるアイデア練習帳』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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