株で勝ち続ける人の常識 負ける人の常識

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046013743

作品紹介・あらすじ

一般的に、株で勝ち続ける人と負ける人は、分析スキルや情報収集に違いがあると考えられていることが多いようです。
しかし、著者の加谷珪一氏は、分析スキルや情報収集以前に投資行動のよりどころとなる「常識」に大きな違いがあると言います。
そこで本書では、「勝ち続ける人」と「負ける人」の50の常識をそれぞれ紹介、比較しながら、株で勝つために必要なポイントを解説します。

(項目例)
×バフェットの手法を学べば儲けられる
○バフェットの手法は個人投資家には真似できない

×銘柄を選ぶ時は、株主優待の有無を重視する
○株主優待が充実した会社は長期的に付き合う価値がない

×高すぎる株を買ってはいけない
○高い株はさらに上がる可能性がある

×官製相場はまやかしなので、株価はすぐに下落する
○政策と反対のスタンスを取ると失敗する

×市場は特定の勢力によってコントロールされている
○「市場の陰謀論」など存在しない

×市場は百戦錬磨のプロ投資家に牛耳られている
○プロには弱点がある

×ポートフォリオを組んで分散投資をする
○「対象」を絞ることが重要

×「国力が高い国」の通貨は高くなる
○「物価が安い国」の通貨は高くなる

感想・レビュー・書評

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  • 楽天証券で無料だったので読んでみた本

    ・ファンダメンタル分析で銘柄絞り込み、テクニカル分析でタイミングを判断
    ・テクニカル分析は投資家心理、買われすぎ売られすぎを把握する
    あたりは特に参考になったかな

    ただし、そもそも「負ける人」の定義もなく、蔑む感はいかがかなと思う
    また、ところどころ矛盾がある点も残念

    【参考になった点】
    ・負ける常識を捨てる=株で勝つ
    ・株主優待の有無ではなく、成長性・配当等基本的な部分での評価を徹底する
    ・株価指数が天井のとき、主要銘柄はすでに天井になっている
    ・自分と異なる見解を分析する冷静さ
    ・株式は為替に比べて価格変動要員は少ない
    ・ポートフォリをは自分自身を含めた全資産で検討する
    ・長期金利2%ならGDP成長率も2%となる可能性がある
    ・前提条件のあるファンダメンタル分析→前提条件の変化は分析結果の変化
    ・ファンダメンタル分析で銘柄絞り込み、テクニカル分析でタイミングを判断
    ・テクニカル分析は投資家心理、買われすぎ売られすぎを把握する
    ・情報の非対称性の活用は難しい
    ・財務は経営状況の理解のツール、その結果、金・モノの流れを把握する
    ・いつまでにいくらかを具体的にイメージする
    ・退職=安全な投資への移行
    ・アナレポは市場コンセンサス把握のため

    【内容:アマゾンから転記】
    一般的に、株で勝ち続ける人と負ける人は、分析スキルや情報収集に違いがあると考えられていることが多いようです。
    しかし、著者の加谷珪一氏は、分析スキルや情報収集以前に投資行動のよりどころとなる「常識」に大きな違いがあると言います。
    そこで本書では、「勝ち続ける人」と「負ける人」の50の常識をそれぞれ紹介、比較しながら、株で勝つために必要なポイントを解説します。

    (項目例)
    ×バフェットの手法を学べば儲けられる
    ○バフェットの手法は個人投資家には真似できない

    ×銘柄を選ぶ時は、株主優待の有無を重視する
    ○株主優待が充実した会社は長期的に付き合う価値がない

    ×高すぎる株を買ってはいけない
    ○高い株はさらに上がる可能性がある

    ×官製相場はまやかしなので、株価はすぐに下落する
    ○政策と反対のスタンスを取ると失敗する

    ×市場は特定の勢力によってコントロールされている
    ○「市場の陰謀論」など存在しない

    ×市場は百戦錬磨のプロ投資家に牛耳られている
    ○プロには弱点がある

    ×ポートフォリオを組んで分散投資をする
    ○「対象」を絞ることが重要

    ×「国力が高い国」の通貨は高くなる
    ○「物価が安い国」の通貨は高くなる

  • 専門ではないけど意外と知ってました。良くまとまってます。

  • バフェットは保険会社の保険料を利用している。レバレッジをかけているので、儲かっている。

    トレンドに早く乗る。買い手は次々に変化する。
    敏感な投資家、機関投資家、最後に一般投資家。

    株価指数が天井をつけるころには、主要銘柄はすでに値下がりしている。

    テクニカル分析だけで大きな資産を築いた人はいない。

    市場はだれかがコントロールはできないが、政策だけは別。政策に反対のスタンスは失敗する。

    高い株はさらに上がる可能性がある。
    相場が続くのは3~5年、上昇幅が2~3.5倍。

    投資は対象を絞る。ファンダメンタルで銘柄を絞り、テクニカルでタイミングをはかる。

    PBR投資の妙味は、高収益企業に変身する可能性。
    自社株買いのROE向上策は限界がある。
    PBR=PER×ROE

    学術的にはテクニカル手法では儲からない。

    ランダムウォーク派、ファンダメンタル派、テクニカル派。
    長期的な心理、を読む。

    10倍20倍の大当たり銘柄がないと、資産は大きく増えない。
    相場が悪い時は休む。
    専門家の見解は、市場のコンセンサスを知るために読む。

  • 「お金持ちの教科書」でもお馴染みの加谷珪一氏の株式投資における常識について書いた一冊。

    チャート分析や投資の定石などではなく、経済学や会計の知識を基に株式投資について書かれており、非常に勉強になりました。
    そして、本書を読んで経済の理論、現在までの相場の動向そして政策が理論に基づいて行われていることが理解できました。

    また、PBRが低い会社は割安感があることやROEが高い会社の評価が高いことなど投資家のなかで常識とされていることにも言及しているところも投資とより深く向き合えると感じました。

    本書を読んで改めて株式投資のメリット、デメリットが把握できました。また、期待リターン6%、リスク25%という数字を知れたことも今後の投資を行う上で好材料でした。

  • 退職までに、経験を積みながら、投資してみようと思った。

  • 株の入門書によく書かれていることと異なる見方が多くあり、参考になりました。

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著者プロフィール

経済評論家。仙台市生まれ。1993年東北大学工学部原子核工学科卒業後、日経BP社に記者として入社。野村證券グループの投資ファンド運用会社に転じ、企業評価や投資業務を担当。独立後は、中央省庁や政府系金融機関などに対するコンサルティング業務に従事。現在、「ニューズウィーク(日本版本誌)」「現代ビジネス」など多くの媒体で連載を持つほか、テレビやラジオで解説者やコメンテーターを務める。著書に『新富裕層の研究』(祥伝社新書)、『戦争の値段』(祥伝社黄金文庫)、『貧乏国ニッポン』(幻冬舎新書)、『縮小ニッポンの再興戦略』(マガジンハウス新書)など多数。

「2022年 『スタグフレーションーー生活を直撃する経済危機』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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