歴史が面白くなる 東大のディープな日本史【古代・中世編】 (中経の文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.75
  • (1)
  • (2)
  • (0)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 55
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (374ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046015617

作品紹介・あらすじ

~東大入試に出た日本史「古代・中世」の問題で、あなたの知らない史実が見えてくる!~
「東大日本史」の入試問題は、“知っていれば解ける”という類のものではなく、歴史学的視点をもとにしなくては解答までたどり着けない「良問」といわれる。
本書は、そんな東大日本史入試問題を題材に、日本史の「古代」「中世」における出来事や制度の“あまり知られていないトピックス”について、予備校講師の著者ならではの視点で読み解く一冊です。
◎本書は、小社刊『歴史が面白くなる 東大のディープな日本史』・『同2』・『同3』の内容から「古代」「中世」の章を抜粋して加筆修正・再編集し、改題したものです。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 歴史の編み直しを実行して、新たな歴史像を提示している。すなわち、思考が新しく、我々に身近な存在として歴史の中の人々を再現している。では、どんな形で新しいか。それは、市中の人々と垣根なく接してきたからではなく、新思想を果敢に受容してきたから、歴史叙述にも新味が生まれたようだ。新思想とは、内田樹や加藤周一らであり、この新しい思考の形式を獲得したことにより、新しい歴史像が描出できたのだと思う。東大卒で、東大の先生を崇めている節があるから、学問の内奥に潜行はしても、現在の市中の人々と肩を並べて共感することは難しいかもしれない。しかし、新思考で描かれた歴史に関しては、極めて距離感が近く、身近な存在として我々の前に顕在化している。歴史が近くなる点で著者の貢献は大きい。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

相澤 理
1973年生まれ。東京大学文学部卒業。
シリーズ累計35万部突破のベストセラー『歴史が面白くなる 東大のディープな日本史』(KADOKAWA)著者。
長年にわたり、東進ハイスクール・東進衛星予備校講師としてセンター試験倫理対策講座を担当。現在は、通信教育予備校「早稲田合格塾」のほか、首都圏の高校で受験指導にあたっている。YouTubeチャンネル「ユーテラ」で授業動画を配信中(https://www.youtube.com/channel/UCTRI9gzaa4xp1vBWBJf0VXg)。
著書には、上記のほか『マンガで倫理が面白いほどわかる本』(KADOKAWA)、『センター倫理でびっくりするほどよくわかる はじめての哲学・宗教』(大和書房)などがある。

「2022年 『悩んだら、先人に聞け!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

相澤理の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×