- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784046022301
作品紹介・あらすじ
で? 結局、何をすればいいの?
本当の「結論」だけがききたい人へ。
本書では医師に取材して見えてきた、
これからの時代の「合理的な生き方」を提案する。
もう「病気では死ななくていい」といわれる時代がやってきた。
ところが、多くの人は
「防げる死」で命を落としてしまう現実がある。
メンタル管理、がん対策、自殺予防、突然死リスク…etc.
働きざかりの人に降りかかるさまざまなリスクから身を守り、
仕事や人生のパフォーマンスを高める技術とは?
「多動力」を支えるメンタルと体力の秘訣がここに!
感想・レビュー・書評
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よろしくお願いしますさんそうなるといいですねそうなるといいですね2020/08/25
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1章 働き方、2章 自殺、3章 救命、4章以降 予防医療
4 がんで死なないために
日本人のガンの25%は細菌やウイルスの感染症が原因
胃がんはピロリ菌除菌
大腸ガンは便潜血検査を受けてポリープを除去すればほぼ予防
乳酸菌と複数の食物繊維でポリープ減少
5 脳血管疾患を防ぐ
脳卒中は、脳梗塞、脳出血、クモ膜下出血の総称
脳梗塞は血栓や動脈硬化などで詰まる状態、発症後4時間以内に薬で溶かせば助かる
脳出血は高血圧が原因
クモ膜下出血は動脈瘤破裂、遺伝要因あり
初期症状を知っておけば脳卒中の予防になる
一時的に症状が出て消えることも多いが病変は残っている
・突然の激しい頭痛、嘔吐
・半身の脱力、しびれ
・片目が見えない、視野が半分に
・バランスが取れず歩けない
・ろれつが回らない、言えない、書けない、理解できない
危険因子は、高血圧、糖尿病、高脂血症、心疾患、など、生活習慣病
6 HPV
ヒトパピローマウイルスは男女問わず80%か障害に一度は感染するありふれたウイルス
100種以上の型があるが90%は一過性感染にとどまり病変にならない
感染の有無を調べるのが困難で治療法も無いので、とりあえずワクチンを接種しておくのが合理的
サーバリックスは子宮頚がんの16. 18型
ガーダシルはさらに尖圭コンジローマの6. 11型を予防する
ワクチンなので、性交渉前の接種が必要、男児へも推奨
中1から高1で接種し、20〜30年有効なので概ねカバーできる
全てのHOVを予防できるわけではないので子宮頚がん検診は必要
アフターピルは72時間以内の摂取で84%の避妊率
7 歯周病予防で全身を守る
歯肉溝が4ミリを超えたら歯周病、普通2ミリまで
歯周病菌が体に入るので脳卒中や心筋梗塞、糖尿病の原因になる
半年に一度以上の検診とクリーニングでリスクは減らせる、フロス オア ダイ
口内乾燥、唾液の粘性、噛み合わせ、喫煙は悪化リスク
口呼吸には寝るときに絆創膏を貼ることで鼻呼吸が癖になる
犬歯がすり減ると奥歯の歯ぎしりが増えて高齢で割れるリスクが高まるので、レジンで補修する
1 働き方のアップデート
人生観を100年仕様に変えて50年の長期間労働へ。
仕事にメンタルを左右されず、プレッシャーと自信を均衡させる
ロジックと感情は別物として等価に扱い、感情を外に出して見せることに慣れる
40歳で大人ぐらいでいいが、社会的な年齢感覚と、生物学的な年齢のギャップを埋めるために予防医療の考え方は必須
ストレス耐性はコップの水、人によって容量は違うが睡眠時間は普遍的に重要
2 生きるモチベーション
自殺を試みる人の90%が直前に精神疾患状態であり、個人の自由意志や選択の結果ではない
所属感の減退、負担感の知覚、身体破壊のハードルが低い、の3条件が揃うとリスクあがる、どれか一つでも取り除くと良い
志願者は問題の把握了解と助けを求める力が低下しているので、まずは相談に感謝し、口を挟まずに聞き、相談先を一緒に考える
ワンオペ対応は共倒れリスクあり、最低限必要なのは、死にたいと言える相手がいること
3 命を救う行動力
救命隊の到着を待たずにAEDなどだ処置すれば助かる確率は2倍 -
予防医療をビジネスにまで広げたいという考えに驚いた一冊。悪い意味ではありません。予防医療は自覚症状がなかったり、結局問題ないからこそ、ビジネスになるほどの魅力(受けるとごほうび、得したと思える)で人々を引きつけないと受診者が増えないからです。もちろん、この本を読む前のわたしもがん検診の手紙をしまっていました。大切とは分かってはいますが、仕事を休んで予約して行くほどの優先順位ではないという意識なんです。でも本書を読むと人生100年時代、健康寿命を延ばすために予防医療の視点はとても重要だということを感じました。
●HPVの恐ろしさ
ワクチンの恐ろしさが目に入って、このウイルス自体の恐ろしさや、いかに人々にありふれたウイルスであるかが知られていないことに気が付きました。ワクチンについては永久に賛否両論があると思います。しかしわたしは娘には打たせたいなと感じ、今後の動向に注意したいと思いました。ところで、ハンコ注射でおなじみのBCG ワクチン。こちらは逆に世界では打っていない国も多いのですが始めたものは止められないのでしょうか?ワクチンに限らずやめることが苦手な社会ですが、その時代で必要なものを打てるように検討してもらいたいなと思います。
●歯科検診は本当に大事
虫歯になったら歯医者に行くでは遅いのです。それだともぐらたたきのような歯科通いが続きます。しかも、歯科側からは歯科健診の大切さを理解できるように説明してくれません(経験談)。ホリエモンさんみたいにレジンで犬歯を伸ばすのはかなり限られた人ですが、そこまではなくても定期的な歯科検診はおすすめです。他国のように歯科健診するとごほうびがあるといいのになぁと感じました。
●食べていければいい
働き方のアップデートに書いてある考え方。投資法などいかに資産を増やすかが人気がありますが、楽しい人生とは、たくさんのお金があるけど我慢ばかりの人生ではなく、食べていけて遊べる人生なんでしょう。といいつつ、食べるも遊ぶにもお金がどんどん必要になってきていますね。。 -
書店で見かけて購入、一気に読み込んでしまった。
「健康」そのものに対する書籍としては色々出版されており、まさしく玉石混交の分野である。
その中で、きちんとしたエビデンスを挙げ、かつ行動するようすすめる本書はオススメできる部類に入る。
とりあえず、自分ができていることとしては「AEDの使い方講習を受ける」「半年に一回歯医者へ」「脳ドックを2年に1回受ける」「1年に1回ピロリ菌検査を受ける」ぐらいではあるが、無駄ではないことを知り安心することができた。
(自殺などの話はあるが)内容的に重い本ではないので、自分の体のことを気にしている人がいれば手に取ってみればよいように思う。 -
日本で死亡率の高い病について、「予防医療」の観点から有識者の監修や知見を得た上で意見を述べている本です。ブログみたいにサクッとよめます。
高い健康意識を持つホリエモン。というか自分のQOLを上げるという意識が強い。ワクチンや検診を積極的に受けたり関心を持ち、キャンペーンなども感度か行っています。子宮頸がんワクチンのキャンペーンをやっていたことは知っていました。
そんな私も子宮頸がん高度異形成の罹患経験ありです。ワクチンを打つという予防の選択肢など考えたこともありませんでした。
死なないためには、そして少しでも心地よく暮らすためには【知識】が必要。情報を得るためにはまずは興味を持つことですね。今度ホリエモンが何かキャンペーンを始めたらその分野に興味を持ってみたいと思います。 -
■読んで思ったこと/感じたこと
・堀江さんによる、健康に視点を置いた本。
堀江さんが「僕はメンヘラを減らしたい」と主張するとは意外だった。てっきり「死ぬなら勝手に死ね」と言うスタンスだと思ったからだ。さすがだと思った。
■Part 1 ■働き方のアップデート方
●言わなくてもわかってほしい、は通じない
→「社会人としていかがなものか」はもはや死語
● 6時間以上の睡眠でたいていは回復する
■ part 2 ■生きるモチベーション
●若者の自殺だ事故死より多いのは先進国で日本だけである
●僕はメンヘラを減らしたい
●使い捨てタイプのAEDを量産したい
■ part 4 ■ガンで死なないために
●お酒は飲むほどにポリープも増える
●やっぱりある程度の運動は必要
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健康や人生の終焉が気になり始めてきた今日この頃。
長生きしたい訳ではなく、自宅で老衰で人生を終わりたいと願っている人は多いのではないか。
日々のストレスを溜めない方法、大腸検査、胃がんはピロリ菌除菌で99.5%防げる、フロス orダイ(死)などは興味深く拝読し、やってみました。
今年はピロリ菌除菌をするつもり。
読んで終わり、ではなく、今日から実践してみてナンボの本です。 -
読了。ホリエモンの著書。内容は健康の話だが、この方の話には必ずどっかに金の話が出てくる。私が昔勤めていた会社が企業買収されて仕事で銀行員やらファンド連中と関わったことがある。そこで感じたのは、この人たち体臭から金の臭いがするというものだった。それはさておき本題に入ると「健康の結論」とあるが、これはホリエモンの結論であって万人の結論ではないということだ。ただ、参考になる部分はあるし同意できる部分も多い。
大室正志さんという先生が「成人は20歳だが今の時代40歳ぐらいから大人でいいのではないか」と言ったという話が出てくる。逆を考えれば現代は40歳ぐらいまでガキが多いということだろう。今の40歳ぐらいの精神年齢は昔の20歳より低いような気がする。そしてガキがガキを生むから虐待する。親と子という関係ではなく子(親)と子が生存競争するライバル関係なのだ。鳥のヒナが巣の中で生存競争して弱いヒナが巣から落とされるのに似ている。要するにヒトは数が増えすぎて親子でも生存競争するようになっているのかもしれない。
自殺の話が出てくる。先進国で自殺者数が事故死より多いのは日本だけだそうだ。野生動物で自殺する動物は聞いたことがない。そもそも生きることで必死なのだから当たり前かもしれないが。ヒトの細胞はアポトーシスといって自殺することがある。感染したウイルスと共に自殺したり、機能不全になった細胞は人体を健全に保つために自殺したりする。自殺が多いのも精神の未熟さゆえなのかはわからない。
日本の心蔵突然死は年間7万人が亡くなるそうだ。4割が全く何の前触れもなく心停止するとある。特に冬季の入浴中の心停止は夏場の11倍になるそうだ。心停止した場合、救急隊の到着まで何もしないと9.2%しか助からない。やはり胸骨圧迫による心臓マッサージやAEDによる電気ショックが必要。私も消防署で講習を受けたがすっかり忘れてしまった。
日本のがんは予防できるのに亡くなる人が多いとある。がんの25%は細菌やウイルスの感染症によるがんで、ピロリ菌によるがんやHPV(ヒトパピローマウイルス)を例にあげ予防できるとしている。
大腸がんについては40歳を過ぎたら、毎年便潜血検査をした方がよいらしい。アスピリンの大腸がん予防の可能性についても書いてあっった。
最後は脳卒中(脳の血管がつまるか、破裂する)だ。初期症状に気が付けるかどうかで生死が分かれるらしい。初期症状が出ても症状が消える場合があるそうだ。
書きすぎた -
「健康法」ではなく、医学の力を活用しての早期発見、早期対応について知ることができたのがよかったです。
でも、健診のハードルはまだまだ高いと感じます。
本当は、所得が高くないからこそしっかり丁寧に自分の体をケアすべきなのに、時間とお金のやり繰りを惜しんでしまう自分がいます。。
わかっちゃいるけど、取り組めない。
けど、知ることができたのはよかったです。 -
健康への投資が必要なことが理解出来る本です。
医師からのインタビューもあり、脳卒中も含め、病気が予防出来ることがわかります。