世渡りの日本史 苛烈なビジネスシーンでこそ役立つ「生き残り」戦略
- KADOKAWA (2019年5月24日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784046041517
作品紹介・あらすじ
日本独特の“権謀の歴史”から学ぶ「現代社会を生き抜く方法」とは?
彼らは誰を謀ったのか、何に謀られたのか……日本史の闇に隠れた
“権謀の歴史”から読み解く、日本独自の「企み」の構図とは?
現代社会に通じる「日本式裏工作」を見破る秘訣がこの1冊にある。
【ここがポイント!】
日本独自の「企み」は歴史によって実に巧妙に昇華されてきた。
ビジネスマンよ、日本独自の「根回し」や「忖度」の源流を理解し、
日本独自の「企み」に潰されないために歴史から学ぼう!
感想・レビュー・書評
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北条義時、ブラック過ぎる…。
大河のさらに上をいきます。
この内容では、ドラマにはなりませんね。
と、そんなエピソードがたっぷり。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本郷先生が話してくれる歴史は、文句なく面白い。
が、これは編集方針なんだろうか?ビジネスで役立つ歴史のポイントみたいな項目が散りばめられているのが、かえってうざい。
編集方針に従って、編集者が受けると思う本を書かれるのではなく、本郷先生が面白いと思える本にして欲しかった。 -
近年とみに多作な本郷先生の最新作。歴史上の人物の失敗と成功をビジネス書のテーストをちりばめながら眺めている。先生の本にしては珍しく、幕末までを視野に入れていることが特徴。ライトタッチで楽しめました。
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<目次>
第1章 陰謀渦巻いた鎌倉時代
第2章 政略の室町時代
第3章 一寸先すら読めない戦国時代
第4章 愛憎蠢いた江戸時代
第5章 時代の大転換を迎えた幕末
<内容>
「本郷和人、書きすぎでしょう」と最初は手に取らなかった本。タイトルもなんだし…。が、この人の筆力はさすがで、またどの本でも独自の視点を入れてくるので、結果として評価も高くなった。出てくる人も鎌倉期の平頼綱(かなりマイナーな御内人)、細川頼之(足利義満の育て親。細川家の発展の基礎をつくる)、福島正則(著者の言うように、イメージの「腕力バカ」では考え慣れない出世と没落)という感じで、歴史好きの心を揺さぶります。