- Amazon.co.jp ・本 (472ページ)
- / ISBN・EAN: 9784046042422
作品紹介・あらすじ
信長公記とは織田信長の旧臣太田牛一が記した信長の一代記である。信頼性が高く、信長研究における必須の史料として知られている。
本書はこの一級史料を現代語に訳し、21世紀の読者にも理解でいるよう、注釈をつけるなど、再編集をほどこしている。
当時を生きる武将たちの姿を活写した本書は、信長ファン必読の一冊である。
*本書は2013年に刊行された『現代語訳 信長公記』(新人物文庫)を再編集したものです
感想・レビュー・書評
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一生懸命だと知恵が出る。中途半端だと愚痴が出る。いい加減だと言い訳が出る。▼40歳までは勝つように、40歳からは負けぬように。武田信玄 (-1573)
死ぬ覚悟で戦えば生き残る。生き残ろうとして戦えば必ず死ぬ。上杉謙信 (-1578)
恃(たの)むところあるものは、恃(たの)むところの為に滅びる。人が城を頼っても、城は人のために何かしてくれるわけではない。自らを恃(たの)みて、人を恃(たの)むことなかれ。▼是非に及ばず(正しい・正しくないを論じても仕方がない)。織田信長 (-1582)
いさめてくれる部下は、一番槍の勇士よりも価値がある。徳川家康 (-1616)
寝所を出たその時から、その日に死ぬ覚悟をせよ。藤堂高虎 (-1630)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
中川さま!秀悦です
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この記録から大好きな司馬遼太郎の作品をはじめ、様々な歴史小説に引用されていることがよく理解出来た。部分的に地図が掲載されているので分かりやすい本でした。
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いつかは読みたかった信長公記。
全体的には、あったことが淡々と記録されている印象。
地図は期待したほどは無く、地図は手元に用意した方が良い。
戦乱の世を治めるために一貫した行動哲学を持ち、凄まじい速さで実行する様は、歴史上の英傑ぶりが伺える。
また所々で町民の訴えへの対処などもあって、そんな事まで対処していたのか的な発見もあった -
途中で読みやめたり
随分長い期間をかけて読み終わった
本当にドラマチック
あっという間駆け抜けるような
信長の人生
ブックオフ武蔵新城店にて購入
(2-3年ほど前)
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信長の原理と併読した。
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戦国時代を扱う本によく登場する信長公記。実際どんなものか読んでみた。
全般的には、良く色々なものに引用されているだけあって、目新しいものは無く、淡々を歴史をつづっている感じで少し物足りなかった。
桶狭間の戦いとか、もっと深く書いてあるかと思ったが、知らぬ間に始まって、あっという間に終わってしまった。
方や武田攻めの後に駿河経由で観光しながら帰った時のことは異様に詳しかったので、そこは同行していたのかなって思える。
https://seisenudoku.seesaa.net/article/472426113.html -
信長の側近である、太田牛一が書いた長大作
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織田信長の旧臣・太田牛一が記した『信長公記(しんちょうこうき)』。信長の人となりがわかる同書を、現代語訳にしたものである。
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昨年、『信長の棺』を読んで、『信長公記』に興味がわいたので読んでみた。
無理なく読める日本語になってるし、所々に地図が入ってて分かりやすい。
織田信長がやってきたことって、もっと知ってると思ってたけど、意外と知らなかった。ひいては戦国時代のことで知らないこともたくさん有る。
例えばかなり早い時期に、伊達輝宗が信長に名馬を献上してるとか知らなかった。
あとこの本の中で、武田勝頼の敗退から切腹に至るまでの過程が印象的に描かれている。読んでいて筆者の思い入れが感じられた。
古典はとっつきにくいけど、こうして読みやすい現代語訳にしてくれると、手に取りやすい。