- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784046043856
作品紹介・あらすじ
合格偏差値、有効求人倍率、ウイルスの感染者数、政党支持率、平均余命……日常に溢れている数字を、「わり算」をキーワードに読み解く数学エッセイ。ベストセラー『忘れてしまった高校の数学を復習する本』著者であり、早稲田大学・高等学院数学科のベテラン教諭による最新刊。
感想・レビュー・書評
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水木しげるの幸福の条件第5条「努力が人を裏切る」が新鮮で参考になった。
《幸福の七カ条》
第一条 成功や栄誉や勝ち負けを目的に、ことを行ってはいけない。
第二条しないではいられないことをし続けなさい。
第三条 他人との比較ではない、あくまで自分の楽しさを追及すべし。
第四条好きの力を信じる。
第五条 才能と収入は別、努力は人を裏切ると心得よ。
第六条 怠け者になりなさい。
第七条 目に見えない世界を信じる。
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割り算は一個分の値段を出す計算、という説明は腑に落ちました。分数の割り算をどうして分母と分子をひっくり返して掛け算にするか、子供への説明がしやすいですね。
ただ、内容は易しく書き過ぎていてかなりチープ。正直、大の大人がこの価格でお金を出して買うべき情報ではありません。中学生〜高校生が読み物として読むという感じです。 -
選挙の時に、投票に行かなかった反政権支持者が全員投票に行くだけで、政権はひっくりかえる可能性がある。また、例え自分が投票した人が当選しなかったとしても、当選した人は反対派がどれくらい得票したかを気にしており、その数字が多ければ反対派のことも考えた政治をせざるを得なくなる(そうしないと次回の選挙で勝てない可能性もあるから)。だから、例え「投票したい人がいない」としても、一番嫌な人以外の人に投票するだけで政治は変えられる、というのが個人的には印象的だった。
今まで選挙に行って投票した人が落選したこともあったが、けっして無駄な票ではなかったと思えた。