デジタル人材がいない中小企業のためのDX入門

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046058249

作品紹介・あらすじ

改正電子帳簿保存法が2024年1月より完全施行となり、
2023年10月からは「インボイス制度」もスタートする中で、
中小企業においても、DXの流れは「待ったなし!」の状況に。


ただし、デジタル人材もおらず、資金的にも余裕がない中小企業は多いはず。


本書では、AI導入、業務改善、顧客管理、テレワークなど……
中小企業でも今すぐ実現できるDX戦略を紹介します!


改正電子帳簿保存法の対策から、経費精算などの業務プロセス効率化、
会わずに売れる営業モデルの確立、外部人材を活用した組織づくりまで……
9000社以上の中小企業を支援してきたトップコンサルタントが教える
経営者・リーダーが知っておくべきデジタル活用のすべて!


【目次】
序章 DXとは何か?
第1章 中小企業のDX戦略(1) デジタル人材を代替するノーコーダーの獲得
第2章 中小企業のDX戦略(2) 業務プロセスの効率化とスピードアップ
第3章 中小企業のDX戦略(3) 会わずに売れる営業モデルの確立
第4章 中小企業のDX戦略(4) 顧客とのつながりを強化し、リピーターを獲得
第5章 中小企業のDX戦略(5) テレワークの普及率を高め、会社の枠を取り払う
第6章 中小企業のDX戦略(6) AI導入で働き手不足を解消する
第7章 中小企業のDX戦略(7) フィードフォワードでビジネスモデルを変革
第8章 中小企業のDX戦略(8) 「人」の力を最大化する「省」人数経営

感想・レビュー・書評

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  • DXに対してのマインドセットに有効。人がいないから導入は無理と考えている方はぜひ読んでみてください。

  • 図書館で借りた
    DXは遅々として進んでいないよね

  • 中小企業のDXについて。

  • タイトルに誘われて購入しました。

    乾燥。
    『デジタル活用の本質は限界費用ゼロ』が、私へのキラーフレーズでした。当たり前なのでしょうが、非常にありがたい言葉。
    そのほかは、、、、うーん、、心持ちというか、取り組み姿勢の話で終始してしまっているように私には感じられ、私のニーズとはあまり合いませんでした。


    備忘録。
    ・デジタル活用の本質は「限界費用ゼロ」。使用回数・処理回数が増えても追加コストがかからないこと(例外は当然ありますが)。

    ・だから、「デジタル活用に初期費用をかけても、それをコストダウンで回収できない」と言う判断ではデジタル活用が進まない。デジタル活用の本質はコストダウンではない。

    ・中小企業に必要なDX人材は、プログラミングができる人材ではない。そんな人材はそうそう採用できない。社内の業務に精通し、やる気があって、ノーコードにチャレンジできる人。社内からの登用が基本。

    ・経営者も一度はノーコードでのシステム作りにチャレンジして欲しい、と。

    ・最終的に外部ベンダーに依頼するにも、ノーコードで原型を作っておくのが良い。

    ・社員一人一人にIDを付与しておきたい。

    ・営業における「コンタクトレス・アプローチ」。顧客へのリアル訪問を減らして、逆にアプローチ数を増やして、成果を上げる」。

  • 過度なAIへの期待。DX、デジタル、IT=高度で、専門性の高い人にしか扱えないという偏見を取り除くことができる。

    ローコード、ノーコードならば今すぐにでも社員、経営者が脳死で他の会社に委託する前に、どれくらいのものか体感することができる。ノーコードであればプログラミングの知識は全くいらず、誰でもアプリが作れてしまうので、やらない手はないだろうということだ。

    例がかなり多く、覚えておきたいIT用語も適度に出てくるので、わかりやすくタメにもなる本だと思う。どちらかと言えばDXの流れに乗り切れていない経営者さんたちに向けたメッセージが詰め込まれている。

  • DX系の本は3冊目ですがまだまだ
    知識不足で、難しかった
    少しずつ理解していこうと思います

  • 普通
    初心者の手前の、どちらかというと高齢者向けの印象

  • デジタル化は、中小企業の場合、コスト削減を考えると費用対効果が釣り合わない=やめる、になりやすい。
    コストダウンではなく限界費用ゼロ化を考える=限界費用ゼロビジネスを拡大する、発想が必要。

    デジタル人材の7割はIT企業に在籍。3割が一般企業。アメリカはその割合が逆。
    デジタル人材はプログラムが書ける人である必要はない。
    ベンダーに丸投げは危険=中小企業向けのベンダーはDXの推進には技術不足。事務機器の代理店がおすすめ。一度限りの大手術ではない=自分自身で試行錯誤する覚悟が必要。
    中小企業はIT人材を採用できない=雑用が多くて技術を身に着けたらやめてしまう。
    ノーコードで取り組む。ローコードではない。「ノーコード ホームページ」で検索。自社でノーコードで開発すれば、アジャイル型の開発ができる。ある程度固まったら、要望を外注する。
    IDは、全員に付与。
    補助金に頼らない。ローコストで。
    分散入力即時処理を目指す。
    アルコールチェックのテンプレート、日報システム、経費精算、電子帳簿保存法がいい機会になる。

    ホームページは稼働中のイメージを作る。
    資料請求問い合わせフォームを用意。
    オンライン営業は成果が低い分、数で勝負する。
    リードを作り出す仕組み。
    SFA(セールスフォースオートメーション)を活用売る。期日管理を行う。
    スマホのアプリをインストールしてもらって顧客と随時つながる。WEB上でマイページを作ってもらう。

    アシックスのエボライドオルフェ。

    テレワークを定着させる方法
    現在状況の共有=現在地と記者時刻、テレワークの状況を一覧でわかるように。
    伝達・相互連絡=グループウェアのチャットツールを使う。チャットに気を取られないように時間を決める、など。代表メールは複数人で見られるようにする。
    ナレッジコラボレーション=電子会議室で議事録やり取りを残す。蓄積が価値になる。
    情報の蓄積と共有=回覧物は過去のものも閲覧できるようにする。稟議の内容、見積もりも蓄積する。
    お天道様秩序=在宅勤務でもさぼれない、ことが不公平感をなくす上で重要。就業管理、離籍着席の確認、テレワーク申請を事前にする。承認しなければ遅刻しそうだからテレワーク、はできない仕組み。
    テレワークで、育児介護離職を防ぐ。

    オンライン朝礼、長くても15分。
    グループでロープレを行う。対面よりも効果的でやりやすい。


    AIの活用
    ルールベースAI=機械学習でAIを構築するほどのデータがない=あらかじめわかっているルールを適用するAIをつくる。
    テクノロジーはうまく使う。アマゾンやグーグルはコンピュータを作っているわけではない。
    テクノロジーは最後には手に届くところまでやってくる。
    AIはデータ量次第。見積もり支援が短期間で成果が出やすい。

    フィードバックではなくフィードフォワード=先行指標を基に、先に手を打つ。
    日報は行動管理ではなく、先手を打つために使う=先に顧客情報がそろう。似たような商談で出てくる問題点をあらかじめ知っておく、など。
    セコム=必要な時にかけつける、コマツ=稼働状況を知り事前にメンテナンスを実施、セブンイレブン=POSを使った仮説検証システム、QBハウス=時間を売る=店頭に待ち時間を掲示。こきゃに対するフィードフォワード。

    中小企業の業務属人性の高さと人材流動性の低さが生産性を押し上げている。
    社員を株主にする疑似株主公開。種類株主で配当と売買時の金額算定方式を決める。オーナーシップをもたせて情報を開示、リターンを明確化=共同経営に近い形。

  • ペーパーレス化が終わっておらず、NI collaboに慣れてきたところ。リモートワークはできるようになったので、他にできることはないか、ヒントになればと思い読んでみた。
    技術の詳細までは書かれておらず、経営者や製造業・営業職の人には少しタメになるかなという感じ。結局はビジョンを持て、テクノロジーに使われるな、という話だった

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著者プロフィール

株式会社NIコンサルティング代表取締役。中小企業診断士。自社開発のITツール「可視化経営システム」は、9000社を超える企業に導入され、営業力強化や業務改革をローコストで実現している。また、2500年前から伝わる兵法『孫子』の知恵を現代企業の経営に活かす孫子兵法家としても活動。著書に『コンタクトレス・アプローチ テレワーク時代の営業の強化書』『営業の見える化』(KADOKAWA)、『AIに振り回される社長 したたかに使う社長』(日経BP)、『普通の人でも確実に成果が上がる営業の方法』(あさ出版)、他多数。

「2022年 『デジタル人材がいない中小企業のためのDX入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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