- Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
- / ISBN・EAN: 9784046210722
感想・レビュー・書評
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テーマがブレずに最後まできた。学生運動が正しく負けることに十分な意味があったことを知った小説。
変化を社会が許容するには時間がかかる。焦る必要はない。でも戦わなければ向かう先を変えることはできない。正しく負ければ時間がかかっても世界は変わる。
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怖い話だ…。
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革命したい
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学生運動が現代に差し込んでくる感じは自然。おっぱい描写が変に目立った
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なにもかも変わってしまった現代で30年前の学生運動家は、再び立ち上がるが、殴り、殴られて革命をするスタイルは変わっておらず、憎しみしか生まれていない。そんなことで平和や愛が語れるのかと演説する。
あれから60年たっているのに、50年前も10年前も1年前も同じことを繰り返している。いつになったらこのクダラナイ戦いは終わるのか。 -
先に、お芝居の方を観ました。
胸がいっぱいになっちゃって、観劇後しばらく立ち上がれなかった。
学生運動の時代の若者たちの心の機微、
きっと今だったら「クサい」とか「ダサい」とか言われてしまうであろう
一種の熱、みたいなものを、
当時は確かに私と同じぐらいの若者たちが持っていて、
そしてそれを表現してたんだなぁ。
なんだか、私ももっと意思を持って生きていたいと思った。
舞台の方では、中村雅敏さんの歌もとても心にせまるものがありました。 -
大学2年当時はかなりはまった。
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中2の娘がとても面白いよと貸してくれた。妻も面白いと一晩で読んだ。私はなかなか読み進めなかった。最初の方は、「太田胃酸」「むかつく」に笑いすぎて、そしてだんだんと自分が学生だった頃を思い出して、特に最後の山崎君の演説は涙なくては読めなかった。いったい自分は今、何をやっているんだろう、自分は何を闘っているんだろうと思う。「まだ見ぬ幸せに、今飛び立つのだ!」「未来を信じている」と言えるようにがんばらないとね。