いみちぇん!(7) 新たなる敵、あらわる! (角川つばさ文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046316080

作品紹介・あらすじ

わたし、モモ。お役目も一段落して、ようやく平凡な毎日を取りもどせたんだ。だけど、クラス替えで矢神くんと離ればなれになってから、トラブルの連続! 不良のトラくんには目をつけられるし、クラスでは浮
いちゃうし、矢神くんのとなりには、超美少女の薫ちゃんがいつもいるようになって…。書道も上手だし、超強力な恋のライバル登場だよ~! だけど、その恋心の裏には、お役目に関わる「ある狙い」が隠されていて…!?

感想・レビュー・書評

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  • モモちゃんが6年生になって、匠くんとクラスがはなれてしまってしかも、最初は、不良っぽいトラくんとうまく話せなくって、モモちゃんの学校生活どうなっちゃうのと思ったけど、以外と大丈夫でした。
    あと、書道部でモモちゃんと、薫ちゃんがやる、パフォーマンスで、モモちゃんと、薫ちゃんの仲がよくなったんではないのかなと、嬉しくなりました

  • 真弓薫さん登場。
    進級してモモちゃんは6年生に!新しい環境、緊張するよね…今まで仲良かった友達が成長していって、自分が置いていかれる感覚めちゃくちゃわかる。寂しいよね。
    千方パイセンが登場するたびに嬉しくなります。

  • ほんま、ひつこいけどこのシリーズは面白い。
    同じく角川つばさ文庫では「こちパ」の愛読してるけど(私が)(41才)、こちらは早く大人向け文庫で出せばいいと思う。
    その際にはぜひ、登場人物は全員高校生にして・・・(全然違うやん)。

    改行も多いし、カタカナ表記も多いのだけど、文章がきれいねん。
    子どもにも読んでもらおう、と、いう姿勢がわかりやすすぎる児童書はさすがに読めないけど、著者のこのシリーズは、多少は砕けてるけど、このままティーン向けというか、キャラ小説にもなりうる文章と構成やんね。
    (エラそうですいません)

    それでも小学生女子が読めるのは、モモちゃんの主観とモノローグで展開していくので(誰にでも)わかりやすいんやと思う。
    一つの物事をモモちゃんの目を通して、彼女の気持ちも織り交ぜながら表現していくのが、小学生にも、41才にも、
    「うんうん、なるほどね」
    と、思えるんちゃうかなと思う。

    事実の羅列だけやと「解説書か」と、言いたくなるので、私はこういうキャラが読ませてくれる小説がとにかく好きやな。
    キャラに移入するもよし、微笑ましく眺めるもよし・・・。

    ああそうか、角川ビーンズ文庫でも書いてはるんかな? ビーンズ文庫やとファンタジー色が強いのかもな。
    読んでみたい。著者に限って、BLはないやろう(なんとなく)。


    さて、前回で千方センパイとも決着がついて、そのうえ進級。
    (驚くことに、5年生から6年生になるのね・・・)

    引っ込み思案のモモも去年一年間はお役目のこともあって、矢神くん初めリオちゃんやみずきちゃんたちとお友だちになれたので、このまま6年生も仲良しグループのままで、と、なるのかと思わせといて、ドーン。
    矢神くんともクラスが離れてしまったので、また元の引っ込み思案のモモに戻るっちゅう、
    「容赦ないな!」
    ちゅう展開でした。

    またこのモモの「引っ込み思案ぶり」が
    「あー・・・、わかるー」
    ちゅう具合なので、基本的にこの子ががんばろうとする姿は好感が持てるんだよね・・・。
    薫ちゃんとトラくんという新しいキャラも登場して(また彼らが斬新なキャラ設定でしたね・・・)、装いも新たにいみちぇん第二部どうなるこうなるっちゅう具合。

    あとがきで著者がいうていた通り、エンディングは
    「こうきたか」
    ちゅう具合。二冊続けて終盤に矢神くんが去るという、おいおい矢神くん何やねん。80年代少女まんがを地でいってるがな。

    (いや、いってるけどね基本的にこのシリーズは!)

    そうやねんなあ。矢神くんってすごい昭和の少女まんがのヒーローですやんね。
    モモちゃんが地味系っていうのもまた昭和臭がスゴくて、だからなおのこと41才には好感が持てるんやな(笑)。

    (いやいや、昨今のやたら自分に自信がある主人公ちゃんも見ててスカッとするけどさ)

    ちょいちょいちょいちょい矢神くんがキュンを放り込んでくるねん。
    ほんで、それにもれなくキュンとするねん!
    キュン回収。今回ももれなくキュン回収しました。
    矢神くんがクールに見えて甘いもの好きっていうのは「はいもしよろしければここでキュンどうぞ」ちゅうプレゼンツかもしれへんけど、いろんなものをこじらせた41才としては、そもそも矢神くんが三重県出身っていうのもキュンやからね?

    (何でやの) こじらせてるからですかね

    方言でしゃべってほしい~!! 三重県の方言って、どんなんなん~!!!

    41才オバチャンのハートもわしづかみにする矢神くんのキュンセリフ抜粋しとく?
    とりあえず、モモちゃんが落ち込んでるタイミングにどこからともなく現れて
    「信じてる」
    だの
    「がんばれ」
    だの、頭ぽんだの、わかりやすく励ましてくれるだけでキュンやけども(こちパの王子もキュンやけど、あちらはちょっと変化球)(あの王子の変化球を打ち返せるのは、ゆのちゃんたる所以とも思うのであちらもええコンビ)、モモちゃんが(矢神くんの)剣道の試合を見に来るというたら

    「じゃあ負けられないな」

    ちゅうたりとかね。

    このときの周囲の生暖かい目線込みで、めっちゃキュンとした。
    もう私もこの場にいて、生暖かい視線を送りたい。



    「おれにはなんでも、ぜんぶ見せろよ、モモ」


    とか。

    えっちょっとまってこれベッドの上に言うてへんよね大丈夫よね着衣よね!?

    (だから小学生)

    (だから、高校生でやってくれっちゅうてんの!!) 逆ギレか


    ところで、色墨って、すごそうー。見てみたい・・・。
    でもようかんがえたら、習字の先生が添削してくれはるときに朱色の墨汁で書いてくれてはったっけ・・・。
    あれの、いろいろ版って感じ?

    (いやあれがいろいろやからすごいんやんね)

    (2017.04.30)

  • 自分も主人公になった気分でドキドキした。

  • 今月のつばさ その5

    今月のつばさです。

    2016/12/28 更新

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著者プロフィール

横浜市在住。第2回角川つばさ文庫小説賞で金賞、第12回角川ビーンズ小説大賞で奨励賞を受賞。

「2017年 『「いみちぇん!」式 小学校で習う漢字1026文字攻略ドリル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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