- Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
- / ISBN・EAN: 9784046537911
作品紹介・あらすじ
社会人として、妻として、母として…何役もこなす女性たちの様々なエピソードを紹介。その解決方法を教えます。
感想・レビュー・書評
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”あかん。この本は反則だ…。電車の中で読みながら涙をこらえるのが大変だった。
「ほめる」ではなく「ねぎらう」。
「結果」ではなく「過程」を見つめ、きちんと相手に伝わるように届ける。
できていそうでいて、実はできていないこと。
気づいた人が身の回りで実践していけば、家庭や職場で何かが生まれ、よい方向に転がっていく確信が持てた。
まずは自ら実践していこう。
素敵な本を世に出してくれた兼重さん、素晴らしさを教えてくれた人間塾の仲間に感謝!
<読書メモ>
・私はその『不満』の原因が何か、知っています。
売れないことが原因なんじゃない、怒られることが原因なんじゃない、それは『ねぎらい不足』だったんです。(p.25)
★「褒めるは条件付きの行為、ねぎらうは無条件の行為」
これは、私自身のバイブルである、『「仕事ごころ」にスイッチを!』(小阪裕司著、フォレスト出版)の中にある言葉です。(p.35)
・本当に救ってあげなくちゃいけなかったのは、お母さんなんですよね。誰か一人でも、お母さんの気持ちに寄り添って、ねぎらってあげられる存在がいてくれたら……悲しい事件を耳にする度に思うのです。
私は、職場でも同じことが起こると思っています。店を救いたければ、まず店長を救わなければならない。(p.40)
#ドキッ! わが職場は大丈夫!?
★悲しい連鎖ではなく、どうかねぎらいの連鎖を広げて頂きたいのです。(p.40)
・でも、私ときたら、高木店長の話は聞いているつもりで、どこかでいい加減に聞き流してました。どこかで「あ、また始まった」って、「私より年上のくせに、いつまでこんなこと言ってるんだろう」って、正直面倒くさく感じてきたのも事実です。(p.45)
#あ”、やっちゃってるなぁ。これ……
・「??じゃあ、どうしていきますか?」(p.49)
・やたらと怒りっぽい人や、他人の意見を聞き入れない人は、「あなたに、私の気持ちがわかるわけないでしょ!」「どうせ、誰もオレのことなんか理解してくれないんだ」という苛立ちを、実は心の中に隠し持っているといえるでしょう。
本文にも書きましたが、ネガティブな感情は褒めることはできませんが、ねぎらうことはできるのです。(p.52)
・たったひと言でいい、
「よく、乗り越えてきましたね」
そう心の中でつぶやいてみる。
それが「来し方」をねぎらうということ。(p.66)
#「堺のオッサン」エピソードから。
★「来し方」をねぎらうと、
今目の前に存在する、その人は、未だ道の途中であることがわかります。
そして、これから先には
無限の可能性を秘めた、長い長い道のりが続いていることを、
共に喜び合うことができるのです。(p.66-67)
#これ、素敵な表現だなぁ。イメージで思い浮かべるとなおさら。
#他人だけでなく、自分に対しても同じような意識でいたい。
・「過去」を振り返り、「来し方」をねぎらうと、相手や自分が乗り越えてきたことや、その時支えてくれた家族や、仲間の存在に気づけます。今、自分がすでに手にしているものの大きさを知ることができるのです。(p.79)
・「出会ってくれてありがとう」
「かけがえのない時間を、共に過ごしてくれてありがとう」
仲間が今日も精一杯、自分らしく生きている事に
心からの感謝を伝えてみよう。(p.105)
#ありのままをねぎらう、より。無条件で相手を認め、認めてもらえる関係が、本当の仲間。
★毎日、時間をやりくりして食事の支度をしてくれている妻に、たったひと言「忙しい中、ありがとね」「今日も、おいしいね。がんばったやろ?」と言えば、どれほど穏やかな空気が食卓に流れるだろう、と思っていても、そのひと言が出てこない。(p.131)
#意識して伝えよう、口にしよう。
・何事も、名乗ってからがその道のスタートであり、その覚悟を試されるかのように、次から次へと試練がやってくる。(p.142)
★心を静め、両の腕で、自分自身をそっと抱きしめた。
「大丈夫、あなたは、がんばってる。よーく、やってるじゃないか」(p.154)
・自分をねぎらい、がんばっている自分を認められると、「やめない自分」を育てることができます。休むことがあってもいい、立ち止まってもいい、でも必ずいつか再び歩き始めることのできる、自分になれるのです。(p.161)
#これ、いいな。
★??時には家族以上に、共に時間を過ごす職場のチーム。
成果に至る過程に感謝し、共に認め、支え合う。
そんなチームで働けたら、どれほど毎日が生きやすくなるでしょう。
あなたのチームにねぎらいはありますか???(p.179)
#そんなチームにしていきたい!!
・「この人も、誰かにとって大切な人なんだ」(p.194)
★ようやく私は気づきました。世の中の平和を祈る前に、顔も知らない誰かの幸せを願う前に、本当に大切にすべき人は、ずっと目の前にいたことに??。
(略)
他人の幸せを願う一方で、不幸な人間を生み出していては、永久に幸せな世の中は自分の前に訪れないのです。(p.198)
#ん?、身に沁みる言葉。これは意識しておかないと。だから推譲の前に、分度や報徳があるのか!
★誰もが、誰かの『ねぎらい伝道師』。
ねぎらわれた人が、今度は自分が身近な人をねぎらい、やがて、出会うすべての人が優しさと労わりの気持ちで包まれたとしたら……。
それは、どれほど幸福で希望に満ち溢れた社会だろう??。
そんな夢のようなことを、私は本気で願っています。(p.201)
#素敵だ。本気で応援します!
<きっかけ>
facebook人間塾ページでおすすめされて、気になりつつも約1ヶ月が過ぎた。
久々に訪れた本屋で偶然の出会い。これは読むしかない!と帰り道に読んだら…。”詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
◯『結果』ではなく、ひたむきにがんばってる今の姿を認め、言葉をかけることです。(168p)
◯オレ達がねぎらってもらいたいって思うように、社長だってそうなんだ。いや、みんなそうなんだ...(186p)
◯まずは自分が、自分の家族が、自分のチームが、自分の上司が、自分の仲間が、幸せにならなければ、『世の中』は決して幸せになりはしない。(198p)
★壮絶なカミングアウト。ショックだったが誠実さを感じた。 -
だんな、上司、母親
ねぎらいたい人がたくさんいる
そしてそのねぎらいたい人の多さというのは普段支えてくれている人の多さであることに気づかされた -
よし。私もねぎらいの伝道師になる!
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■K田さん
皆様お勧めの人間塾名古屋塾頭の著書!うっかり外で読むと大変、涙とまりません(T . T)
『ねぎらいの魔法』凄いです!気がつかなかった浅はかな自分、してこなかった冷たい自分に反省しかりです。
まずは身近からやりはじめます(^^)
■N村さん
皆さんのコメント「涙が止まらない」につられて購入しました。
22ページ目まで耐えましたが、その先はダメでした。
電車の中では危険です。家でゆっくり読みましょうね♪
■A井さん
昨日は珍しく、都内を電車で転々と移動しておりまして。移動時間が多かったものだから兼重さんの『職場も家庭もうまくいく
「ねぎらい」の魔法』を読んでいたんですよね。
この本、小倉広さん、黒田真隆さん、新村智昭さんのオジサマ連中が(お三方、すみません<(_ _)>)、
こぞって涙したという・・・絶対電車内で読まない方がいいよ、とFBでも挙げられていた本なのです。
...またまた~、そんなこと言っちゃって^m^。 このオジサマ連中は涙腺弱くてアカンな~(-"-)
なんて思っていたんですけど・・・・ホンマやぁー(T_T)
いや~、サングラスしていて良かった、良かった^^; ティッシュもあって助かった。
■I間さん
美容院で読み始めたら、数分で涙がぼろぼろこぼれ始め、慌てて中断した兼重日奈子さんの『職場も家庭もうまくいく「ねぎらい」の魔法』。昨日、読み終えました。
読んでいる間、こんなにずっと涙がこぼれっぱなしだった本は、初めてです。これを、単なるハウツーが書かれた自己啓発本と一緒にしてはいけません。(誰もしてないって)
...
どうしてこの本に、私はこんなにも心が打たれたのか…。
理由の一つは、ネガティブなことを飾らずリアルに深く書いてあったからだと思います。どの事例をとっても、この気持ちがわかるような気がする…と思いながら、自分の一番苦しかった頃を一緒に思い出しました。ネガティブがリアルだからこそ、「ねぎらい」の暖かさがじゅわ~っと隅々まで優しく沁み込んでいく。
「過去と他人は変えられない」
でも、過去を尖った氷の中に閉じ込めたままにするのか、「ねぎらい」の暖かさで溶かして
解放してあげるのか、この違いは大きい。
それは「今、ここから」に直結する話で、「過去」だけの問題ではないんですよね。
そしてやっぱり、ネガティブとポジティブは別々のものじゃなくて、本来1つなんじゃな
いかなぁって。そんなことを感じました。
兼重さん、また、私にとって宝物の本が1冊増えました。ありがとうございます(T^T) -
「想い」を伝えることは意識してきたが、そこに「ねぎらいの気持ち」を伝えることは意識してきただろうか?
職場では、少しは出来ていたかもしれない…
家族には?特に子供にはなかなか伝えられないな~、ごめんね。
子供達のお陰で、今、私は元気に顔晴れているのに…
家族にこそ、親子にこそ、「ねぎらい」を形にする事の大切さを教えられた。そして、自分の事を自分自身がねぎらうことの大切さも!