シャーロック+アカデミー Logic.2 マクベス・ジャック・ジャック (MF文庫J)

著者 :
  • KADOKAWA
3.90
  • (6)
  • (7)
  • (6)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 107
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046827746

作品紹介・あらすじ

「後輩クン──キミ、フィオの助手になってよ」 現シャーロック・ランク七位の衒学探偵・万条吹尾奈の誘いに乗って連れていかれた依頼先は個人所有の島。とある大富豪が、犯罪王の計画書〈マクベス〉を手に入れたというのだ。そのお披露目として、名のある探偵を招待し推理イベントを全世界に配信する──はずが、集められた名探偵たちの前で、本当に殺人が起こってしまう。さらにホログラムがハックされ、島は、目に見える物全てが信じられない絶海の孤島へと変わってしまい──!?正規に招待された名探偵の一人、詩亜・E・ヘーゼルダインと助手として巻き込まれた不未崎は、犯人と計画書〈マクベス〉の目論見を打破できるのか?クローズド・サークルを内外から攻略していく第二弾!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • No. 24に060O
    読了日:2024年 4月27日

    「後輩クン─キミ、フィオの助手になってよ」
    不実崎未咲は、万条吹尾奈の誘いにのり金神島で開催される謎解きイベントにやってきた。謎解きイベントは、犯罪王 不実崎未全が残した計画書「マクベス」と関係していた。謎解きイベントが開催されようとする中、殺人事件がおきてしまい。
    ------
    前作は、論破するという要素がとても強くこんなのありなのと思いました。が、今作はクローズドサークルとして面白く感じました。
    3巻も楽しみです。

  • これはまた、なかなかに新鮮な読み応え。
    1巻は推理モノ全開な印象だったのに対し、2巻は推理モノをメタった作品を楽しむイメージ。
    『推理モノ』を軸に、ラノベらしいキャラクターの魅力や会話劇をふんだんに取り込んだ作品で、楽しく読めました。
    読み終わっての端的な感想は、よくこんなメタり方を考えるなぁーと。作者の推理小説マニアっぷりがものすごーく伺えます。
    ミステリーではなくラノベとして楽しむ作品だったので、ミステリーが苦手な方も是非。逆に、本格ミステリーを期待として読むと首をかしげる事間違い無しなので、そこはご注意。

  • ライトノベルとしては良かったと思う。
    謎解きミステリとしては、評価に困る。
    金田一耕助シリーズのファンとしては、このノリで継承者が出てきたら困惑する可能性があるな、と感じた。
    人の感想を見聞きすると、私が読解できていないだけな気がするので、ライトノベルを勉強して出直してきたいと思う。

  • 最後に明らかになった犯人のミスリードは不実崎と同様に「は?」となってしまった。まさかここでさらに真犯人出てくるかという感じでした。
    というか2巻から同級生が犯人の展開出してくるとは思わなかった。
    しかし今回の事件の肝であるHALOシステムという設定については正直読みづらい点があったかな。特にHALOシステムで発生する現象の情景描写については想像がしづらく、すっと頭に入ってこない部分もいくつか…
    それでも、島に集められた探偵達による推理や犯罪王の計画書「マクベス」の謎、暗躍するソポクレスなど展開が目まぐるしく変わり飽きることなく読めました。次巻にも期待。

全6件中 1 - 6件を表示

著者プロフィール

京都府生まれ。集英社ライトノベル新人賞優秀賞を受賞し、2015年『ウィッチハント・カーテンコール 超歴史的殺人事件』(ダッシュエックス文庫)でデビュー。ほか、カクヨムWeb小説コンテストラブコメ部門大賞を受賞し刊行された『継母の連れ子が元カノだった』(角川スニーカー文庫)、『転生ごときで逃げられるとでも、兄さん?』(MF文庫J)などの著作がある。

「2021年 『僕が答える君の謎解き 2 その肩を抱く覚悟』 で使われていた紹介文から引用しています。」

紙城境介の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
夕木 春央
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×