祇園祭と戦国京都 (角川叢書 36)

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  • 角川学芸出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047021365

作品紹介・あらすじ

京都の夏の風物詩、祗園祭。しかし、この夏を代表する祭礼である祗園祭が、中世・戦国時代には真冬に行われたことがあった。また祗園祭は、一般に京都の町衆の祭、あるいは権力に抵抗する民衆の祭というイメージが広く流布しているが、それはなぜか。これらの疑問を出発点として、中世祭礼としての祗園祭の実態に迫り、戦国京都を舞台に繰り広げられた、京の町衆、比叡山延暦寺などの社寺、室町幕府との関係など、祗園祭をめぐるさまざまな視角から、中世社会の実相を描く。

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  • [ 内容 ]
    京都の夏の風物詩、祗園祭。
    しかし、この夏を代表する祭礼である祗園祭が、中世・戦国時代には真冬に行われたことがあった。
    また祗園祭は、一般に京都の町衆の祭、あるいは権力に抵抗する民衆の祭というイメージが広く流布しているが、それはなぜか。
    これらの疑問を出発点として、中世祭礼としての祗園祭の実態に迫り、戦国京都を舞台に繰り広げられた、京の町衆、比叡山延暦寺などの社寺、室町幕府との関係など、祗園祭をめぐるさまざまな視角から、中世社会の実相を描く。

    [ 目次 ]
    第1章 イメージとしての祗園祭(紙芝居「祗園祭」;小説『祗園祭』と映画『祗園祭』)
    第2章 天文二年の祗園祭(天文元年~二年六月の政治状況;天文二年の祗園祭)
    第3章 室町幕府にとっての祗園祭(祗園祭の再興;幕府と祗園祭)
    第4章 延暦寺大衆にとっての祗園祭(日吉社の祭礼と祗園祭;延暦寺大衆と祗園祭)
    第5章 神輿と山鉾の祗園祭(神輿渡御;山鉾巡行)

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著者プロフィール

1963年生まれ。京都大学大学院博士課程修了。京都大学博士(人間・環境学)。奈良大学文学部教授。主な著書に『中世京都の都市と宗教』『祇園祭の中世』(以上、思文閣出版)、『絵画史料が語る祇園祭』(淡交社)、『戦国仏教と京都』『室町時代の祇園祭』『信長が見た戦国京都』(以上、法藏館)などがある。

「2021年 『改訂 祇園祭と戦国京都』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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