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- Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047033542
作品紹介・あらすじ
死者の想いをどのように受けとめ、どう対処していくかという問題は、我々にとって切実な課題である。死者となった祖先は生者を見守っていると考える一方で、怨念や羨望に苦しむ死者は、生者に不幸をもたらすとも考えられてきた。死者が安らかな存在に昇華すれば、死者と生者は共に救われる。民衆宗教史の大きなテーマに対して、日本仏教の土着化に新たな視点を提示、日本人の宗教観を明らかにする。
感想・レビュー・書評
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日本人が死者に対する畏れに対処するにあたって、強力な
武器として輸入した仏教がいかに機能してきたかということ
が改めてよくわかる本。そして後半ではシャーマンの
神懸かりと預言者の神の幻視とが、峻別するほど違うもので
はないということを看破する。読みやすいが読み応えのある
本だった。こんな本が図書館の「冠婚葬祭」コーナーに
置いてあることの不思議。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
宗教学としても民俗学としても歴史学としても人類学としても読めるし、文化史や文学史の知識も増やすことができる。
いわゆる「文系」のいいとこどりができるような本。面白い!
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