日本語は悪魔の言語か?: ことばに関する十の話 (角川oneテーマ21 B 44)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047041318

感想・レビュー・書評

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  • タイトルの「悪魔の言語か?」てのに興味を持って読んだけどあまりそこは掘り下げられてなくてちょっとがっかり。
    まあ、普通の言語学の本だった。
    読みやすくてそれなりに面白かったけどね。

  • 日本の長い歴史の中で生まれた日本語。
    日本語も時代とともに変化しつづけている。
    日本は『にほん』?それとも『にっぽん』?
    なぜ、中国から輸入された漢字が使われ続けているのか?
    ひらがなやカタカナが生まれた時点で漢字は消滅しなかったのか?
    日本語と国語はどう違うのか?
    日本語の不思議について、一部問題形式で解説してあります。

    引用にもある24ページの『結論から言いますと、日本人は古い物を捨てない。日本文化は捨てない文化だということです。』というのはすごく私の中にすんなりはいりました。なるほど。

    でも、それでもなくなってしまうもの、変わってしまうものがあるんだなと思います。
    一例ではありますが、『敷居が高い』という言葉。
    格式高いくて身分不相応という意味で使ってる人が多いですが本来の意味は違います。
    しかし、ほとんどの人がこの間違った使い方をしているので、そのうちこの間違いの方が『敷居が高い』という言葉の意味に変わってしまうかもしれないなと感じました。

    ふと図書館で手にとったが、これはなかなかあたりでした。

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著者プロフィール

1941年東京生まれ。宇都宮大学名誉教授。日本語史専攻。
著書に『『源氏物語』と『枕草子』─謎解き平安ミステリー』(PHP新書、2008年)、
『日本語は悪魔の言語か? ─ことばに関する十の話』(角川oneテーマ21、2003年)、
『現代日本語探究法』(朝倉書店、2001年)、
『現代日本語文法入門』(ちくま学芸文庫、1997年)、『基礎古典文法』(朝倉書店、1994年)、
『日本語はどんな言語か』(ちくま新書、1994年)、
『日本語はいかにつくられたか?』(ちくまライブラリー、1989年)、
『大学生のための日本文法』(有精堂出版、1987年)ほか、共著多数。

「2010年 『【電子書籍版】日本の漢字のプリンシプル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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