- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047101272
感想・レビュー・書評
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一見突拍子がなさそうだが、わりといいことが書いてある。ふと思い出した時に読み返したい一冊。
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自分の非をまっすぐ認識できない、現実をみとめることができないのは、精神の幼さの証拠
現実としっかり向き合い、自分にとっては不快に感じられることにも適応することによって人はより大きな本当の快感を得ることができる
自分自身の意識と無意識の境目をきちんと見つめ、認めていくことから現実の受容が始まる
コンプレックスは除去しようとするのではなく、調和を保つように努めるべき -
勇気が出る
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本書の「あとがき」で著者は、「私たちは、精神分析家やフロイト主義者ではないのだから、自在にフロイトを使わせてもらっていいのではないだろうか」と書いています。この言葉の通り、フロイトの仕事の中から著者が「使える」と考えたものをピック・アップして、自由に解釈している本という印象です。
たとえば、フロイトの「転移」の考え方を利用して、苦手な上司に相談ごとをもちかけるというテクニックがあると語られています。しかしこれは、患者とのあいだで生じる「転移」に強い警戒感を示していたフロイト自身の立場とは、まるで違っているのではないかという気がしてなりません。著者がフロイトを完全に「技」化しているということなのかもしれませんが、本書のどこにも「フロイト」はなく、「齋藤孝」しか見いだせません。 -
フロイトが気になっていたので読んでみた。参考になる事が多かった。
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フロイトのエピソードを交えつつ、の自己管理論。
他の著書に比べてすこし切り込みが浅いというか、フロイトへの愛着は感じるものの全体的に少し無理矢理感も否定出来ないのが残念なところであります。
心理学を追求していくと自分が病んじゃうっていうのもものすごくしっくり来るということがフロイトの話を読んでよくわかったのが収穫ですね。 -
フロイトの思想をもとに、実社会、実生活を良く生きるための意識について書かれた本。
自己管理というとビジネス色が強いのかと思ったが、「父親像」に関する章もあり、多方面で新たな知識、知りたかった情報を得ることができた。
また、読書している時点でメモをとるほうが後々に良いかも知れないと思い、試した1冊。 -
特にフロイトのことを書いてるわけではなく、話の切り口として
フロイトの言葉から引用してきているものが多かった。
響いたセクションは
●不快なときほど生産性が高い
自分の経験としても、思い当たる節があり
あぁこれが不快さを力に変えることかと改めて気付いた。
●仕事だから、約束だから、必ず守る
自分との約束とか決め事って守りにくい
ジムに行くと決めても今日は仕事疲れてるからいいかなと
迷いがうまれてしまう。
しかし、自分との約束だから 守る と決める
これを繰り返すことによって自信がうまれるだけでなく無駄な
迷いも断ち切ることができる。
早速実践し積み重ねていきたい
●心を身体に引き寄せる動詞の力
自己客観するために動詞と身体行為をリンクさせる。
この切り口がそうなのかなという思いとなかなか鋭いなという思いが交錯する。
芋ほりの達人は、「掘る」ことが得意なので別なところで問題があったときも問題を掘り下げることは得意だと
最近「突き抜けたい」なという思いがあるが、なにか突き抜けるような動きをしたいが突き抜ける動きってなんだ -
「フロイト」と言うキーワードと齋藤先生の本だと言う事で買ってしまった1冊
やっぱり齋藤先生、面白かったです
ただ、あんまりフロイトは関係なかったかも・・・って思ったけど(笑)
「自己管理力でストレス社会を乗り切る」にはどうするか?ってテーマで
いろんな角度からフロイトを使って書かれている本です
ちょっと難しい心理学上の話も、簡単な事例を元に書かれているので理解しやすい
はずです
「他人に自分をさらして耐性を磨く」
齋藤先生は最近の学生さんは自分をさらけ出すのが苦手だと言っています
それは私も会社で若い子を見てると思うところです
そういう子は弱いんだよね・・・ミスを指摘してるのに全人格を否定されたかの
ように捉えて辞めてしまう子とかね・・・
周囲の人に必要以上に好かれようと自分を殺して生活してる子とか・・・
なんか病んでるよなぁ~
面白くていっきに読んでしまったので、もう1回読み直してみよう