鉄道世界遺産 (角川oneテーマ21 B 115)
- 角川グループパブリッシング (2008年11月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047101630
作品紹介・あらすじ
世界遺産となった5つの鉄道と匹敵するオススメ路線を厳選。
感想・レビュー・書評
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文字通り、世界中の鉄道について記述した一冊。
最初はユネスコが認定した鉄道の世界遺産、中盤以降は著者が認定する世界遺産について書いている。
アフリカやキューバなど、他の鉄道紀行では中々見られない記述も見られて面白かった。 -
全般的に面白かった。
ただ、筆者が考える鉄道遺産の中に、後世に残したいというよりも思い出に残っているという物が混じっていたところが引っ掛かった。
さらに、写真が全てカラーだったらもっと良かったのだが。 -
鉄道が世界遺産になっていると言うのは知らなかった。こういうのを知ってしまうと日本にも誇れる鉄道があるなどと自慢をしたくなるが、世界各地に散らばる世界遺産にふさわしい鉄道を集めたエッセイ集。日本の話は最後に少しだけ。オリエント急行に関係する駅舎やイギリスの小さな鉄道などやはりヨーロッパの鉄道が印象に残る。その他の地域の鉄道では少し厳しい感じのものもちらほら。偏りなく集めようと言う意識は評価できるがもう少しシビアにやってもと思わなくもない。
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現在、ユネスコによって認定されている「鉄道」関連の世界遺産は「セメリング鉄道(オーストリア)」「インドの山岳鉄道群」「ブダペスト地下鉄M1号線(ハンガリー)」「ムンバイ・チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス(インド)」「レーティッシュ鉄道アルブラ/ベルニナ線」の5つ。
それらをカラーページで紹介しながら、さらに著者が新聞に連載していた原稿から「世界遺産に推したい」世界中の鉄道を紹介しています。
まず、そもそもの世界遺産の鉄道については、短いながらもそれなりの情報量で、なるほどこれは乗りに行きたくなります。
そして著者セレクトの世界遺産候補(?)、これらは新聞連載が元になっているせいか、稿の書き方が「世界遺産に推したい」という思いや歴史的な理由ではなく、著者のその鉄道でのエピソードが中心になっていて、どうも、書名から期待するものとはずれています。
とはいえ、そこを気にしなければ「鉄」なら確実に、あるいは「旅好き」であっても恐らく、どれも興味深く読める鉄道ばかり。簡単ながらデータも書かれていて、旅に出るキッカケにするにも充分です。
てことで、この評価は「鉄道好き」「旅好き」の贔屓目が前提ですが、手元に持っておきたい本のひとつでした。 -
200810
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割と面白く読めました。もう少し写真があればなおよいです。世界にはおもしろい鉄道がいっぱいですね。(2092)