テルマエ・ロマエ I (BEAM COMIX)

  • エンターブレイン (2009年11月26日発売)
4.14
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (182ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047261273

感想・レビュー・書評

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  • 借りたもの。
    「風呂を愛したのは古代ローマ人と日本人だけである――」
    古代ローマ彫刻と日本の銭湯アイテムによるコラボレーションに衝撃を受ける。
    古代ローマの公衆浴場の技師が溺れると日本の銭湯にタイムスリップするという、斬新なアイデアと、古代ローマと日本の類似する点を見つけた比較文学な視点が面白い。
    銭湯に限らず、家風呂から温泉まで!
    コラムも充実している!読み物としてもワクワクしながら読めた。
    …ローマ人の描き込みは丁寧なのに、日本人の描き込みはマンガ寄りなのは気のせいか?

  • 5年前、一巻を購入した時にはこんなに有名作品になるとは想像していませんでした。

    が、何度読み返しても面白い。
    お風呂はただ体を洗うだけの場所にしたら勿体無いですね。

    全6巻。

  • 毎度ルシウスの「うまいッ」ってところが好きですね。いつまでこのパターンが続くのかわかんないけど、何だか風呂に入りに行きたくなります。

  • 時空をスリップする話は大好きで、この漫画読んでるときも、『ビロードの悪魔』にも似た興奮を味わったけど、読書ってのはそもそも、そういう快楽にむすびついているんだな、とあらためて思った。

  • 古代ローマの浴場建築士ルシウス。彼がタイムスリップして日本の銭湯へ。「ケロリン」と書いた風呂桶を「なんという美しい黄色なのだ」と。最初から最後まで爆笑です。恐るべし!平たい顔族(我々のことです)

  • 風呂に着目した新しい主題。
    ローマから日本の風呂文化を見たら、確かにルシウスの様な反応するかも。笑
    度々飛ぶ日本の風呂が毎回違うから、次はどこかなと展開に期待。
    シャンプーハットの下りが楽しい。

  • いろんな偶然や奇跡がつながってできたさくひん...のようなきがする..

  • CMでやたらとテルマエのルシウス(阿部寛)が出てくるので買ってみた。息子が先に読みたいというので貸したところ
    あっという間に読んでしまい、ゲラゲラ笑っていた。
    映画は見ていて、確かに面白い。映画のキャスティングも最高で裏切らない。今年の4月に第二弾があるとか。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「ゲラゲラ笑っていた。 」
      チラ見したら、濃い感じで面白そう(Booklogでも人気が高いので、話題についていこうと思っています)。
      で...
      「ゲラゲラ笑っていた。 」
      チラ見したら、濃い感じで面白そう(Booklogでも人気が高いので、話題についていこうと思っています)。
      でも、このマンガは図書館にあるので借りる予定ですが、他の本を優先して後回しに。。。先に第2弾の映画を観に行こうかな、、、
      2014/05/02
    • komi333さん
      ぜひ、ご覧ください。映画みにいきたいけど、
      息子の映画につきあわされそうです。DVD化を待つかな~
      ぜひ、ご覧ください。映画みにいきたいけど、
      息子の映画につきあわされそうです。DVD化を待つかな~
      2014/05/04
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「ぜひ、ご覧ください。」
      残念なコトに連休4日間は、仕事の本を読むだけで精一杯でした。。。
      「息子の映画に」
      10歳くらいだと「名探偵...
      「ぜひ、ご覧ください。」
      残念なコトに連休4日間は、仕事の本を読むだけで精一杯でした。。。
      「息子の映画に」
      10歳くらいだと「名探偵コナン」「クレヨンしんちゃん」どちらかな?(両方ともハズレだったりして)
      私が尊敬するデザイナーの川崎和男は「クレヨンしんちゃん」大絶賛なので、一度観たいと思いつつ、、、
      2014/05/07
  • ローマの人のお風呂と日本のお風呂着眼点が面白い

  • 紀元前128年、古代ローマ。堅物すぎて独創性のかけらもない、まじめなだけが取り柄の浴槽専門技師ルシウスは、職を失い、妻とも離婚の危機に瀕し、ギリギリの選択を迫られていた。しかし失意のルシウスに訪れたのは絶好の機会、なんと温泉に対し世界的に見ても稀なレベルの異様な熟練度を誇る現代日本へタイムスリップ、ルシウスはここで、駅前留学ならぬ風呂中留学を果たし、現代日本から盗んだ技術で見事ローマに返り咲いてみせるのであった……!

    というのが大体の1巻のあらすじ。いやあ、笑った。
    堅物のルシウスが平たい顔族(=現代日本人)に取るリアクションもかなりおかしいのですが、クソ真面目な性格ゆえに、温泉の技術をまるっとまるごと持ち帰って忠実に再現してしまうところも、それが大ウケしてひとり後ろめたさに苦しみつつも「ローマの繁栄のために!」とやたら壮大な言い訳をしてしまうところも、なんというかちょっとしょっぱくておかしい(笑)ほんとに独創性ないよね!? それにそんな合理化必要なんだ!? という……
    そういえば温泉とかトイレとかに対する日本人の異様なまでのこだわりも、世界から見ると大概おかしいですよね、という視点を与えてくれるのもおかしい。でも日本人の風呂とかトイレって、こだわりの逸品ばかりに見えるでしょうけれど、すごく合理的な仕組みでできているとも思うのですよね。快楽追求に余念がないというより、合理化の極み、改良の極みなのだと思います(笑)

    ルシウスの反応自体はタイムスリップ系ギャグ漫画としては別段珍しくもないのかもしれませんが、テーマを温泉に絞っているのがよいですよね。なんだか当たり前すぎてなんとも思わず使いこなしていた便利アイテム便利カルチャーの数々に、いちいち驚きの視線を注いでしまう。たかだか水回りと侮れない。それに意外と、温泉は人の願望を前提にして作られているというテーマが貫かれているのもよい。傷病者に優しく、心を癒し、老人にだって必要不可欠。そういうやさしい視点で描かれているので、ルシウス自身も人柄がやさしい。

    あとは表紙が秀逸ですね。表紙ですでに全力で笑わしにかかっています。

    1話完結でサクッと読めてしまいますので、ギャグ漫画の読みたい方も、ちょっとお風呂に関する教養を得たい方も、ぜひ(笑)

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著者プロフィール

訳:ヤマザキマリ
1967年東京生まれ。北海道育ち。漫画家・文筆家・画家。17歳でイタリアに渡り、フィレンツェ国立アカデミア美術学院で美術史・油絵を学ぶ。1997年、漫画家としてデビュー。比較文学研究者のイタリア人との結婚を機に、シリア、ポルトガル、アメリカなどで暮らし、現在はイタリアと日本を往復する。2010年、古代ローマを舞台にした漫画「テルマエ・ロマエ」で手塚治虫文化賞短編賞、マンガ大賞受賞。2017年、イタリア共和国星勲章コメンダトーレ章綬章。著書に「ステーブ・ジョブズ」「プリニウス」「オリンピア・キュクロス」、「望遠ニッポン見聞録」「国境のない生き方」「ヴィオラ母さん」「ムスコ物語」「歩きながら考える」など多数。

「2023年 『だれのせい?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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