ストレニュアス・ライフ (ビームコミックス)

著者 :
  • エンターブレイン
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047273276

感想・レビュー・書評

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  • 丸山薫さんの作品『ストレニュアス・ライフ (2011)』を読了。 一度、読みたかった丸山薫さんの作品。 色んな短編作品が沢山あって良いですね。特に”8A”と”いぬい歯科”が好き。

  • 良著。一冊で24篇とどれも短いけど濃密!最後にひとつニヤリとしちゃうような展開や、複数篇で世界が押し広げられる感じがするものもある。
    疲れた時に一話一話、つまみ食いしてゆくと良いかんじ

  • 様々な仕事に関するお話を扱った短編集。
    しかし従来の仕事ではなく、ちょっと捻りを加えられているのが憎い。
    歯医者さんが何故か犬だったりバスを引っ張るのが何故か兎だったり(!?)この漫画に出てくる「仕事」やそれに携わる人々は一風変わったものばかり。
    ナイトクラブや送り狼の話は続きが読みたくなる!機会があれば是非シリーズ化してほしい。
    台詞がない話も何篇かあり、まるでサイレント映画を観ているよう。
    独立した短編が多いが時代や場所を超えてリンクした連作では、垣間見える壮大な世界観や受け継がれる人の想いにニヤリとしてしまう。
    そして幼女が可愛い。とにかく可愛い。

    ちょっと変わった短編集をお探しの方には自信を持ってお勧めできます。

  • strenuous:
    形容詞:<人・知力などが>旺盛な、精力的な、意欲的な、一所懸命に奮闘努力する、<活動・努力などが>激しい、<仕事などが>大変な労力を必要とする、骨折りの

    お仕事にまつわる短編24編。
    「最後の象使い」のお仕事は「想像力」に関する色々を解決するお仕事だし
    鷹匠OLの鷹はコンピュータに向かって飛んでシステムアップデートするし
    図書館司書は迷宮の如き地下閉架書庫で妖異と戦うし
    羊飼いは毛刈り中落下注意。

    あんまりお仕事っぽくないお話もちょくちょくあって、ごった煮感。
    コミックビームっぽい感じが好きな人には大変良い。

    図書館の話みたいな時間幅が長いお話は好きです。

  • うまい……。

  • 年の初めにこれに出会ちゃったもんだから,今年のマンガ・オブ・ザ・イヤーはこれに決まりだねっ!とか思ったんだけどね,この後で『ダンジョン飯』に出会わなければね。いや,でも素晴らしい作品群ですがね?

  • *
    1、和上本竹本友二的《五花八門》可說是完全同類型@@;

    不過這本畫技明顯漂亮許多~(竹本的走搞笑半粗獷路線…啊,就像日和那樣啦XD 要稱「精美」完全打不上邊XD;) 加上使用的元素不少是我喜歡的,所以這本我會比上本還喜歡~。

    2、稿紙中跑出自創人物的設定,這類算是憧憬還是羨慕的設定?看的時候一方面覺得不錯,另方面又有種「啊、被畫走了!」且還是表現得難以超越的那種XD; 微妙的矛盾感XD|||(就像《大振》中,阿部看到武藏野晉級的感覺XD!?)

    不過作家與貓那篇頗為精采!「真羨慕你,整天睡覺就好!」XD


    3、大多結局都是溫馨篇。嗯~。

    人造人那個設定我挺喜歡的~楚門的世界?螳螂捕蟬?
    喔,這篇也是本書少見的悲劇結局XD

    4、圖書館員~讓我想到草川為《人造惡魔的秘笈》~不過打怪的怪物,我較喜歡草川為的設定~忍不住的吃書超可愛的XD

    5、賣攤販的亡國公主。中秋節(是嗎)撈水中的文字~也是同樣「啊、被畫走了!」的那種雖然很喜歡卻有矛盾感的情節XD|||
    另外,超華麗公主的打扮也是~雖然女主角打扮起來很漂亮華貴!但另方面又會想,既然是以「血統」為尊的「亡國公主」,刻意打扮是要給誰看呢?重要的不是尊貴的血統與天生的能力嗎?那麼無論什麼打扮都可以吧。當然,若要解釋為「對亡者們的禮貌」也是可以啦~@@

    6、很多面都是沒有文字,單純用圖像傳達劇情。讓我想到森薰。兩位漫畫家同名哩~KAORU~自然派畫家愛用筆名XD!?

  • ちょっと不思議なショート漫画集。帯には「“お仕事”にまつわるまんが~」とありますが、読み終わってから帯に気づいた程度です。でも面白かった!
    物語の面白さもですし、すっきりしているけど柔らかみがあって好感のもてる絵です。「シーロン公共図書館」3篇、「雲山の送り狼」2篇、「小説家助手」や、セリフ無しの「動力の姫」が好き。

  • さまざまなお仕事をテーマにした、珠玉の短編集!
    しがない小説家のお話「ペイパーバック・ライター」から、夜の山を歩く人間を護る『送り狼』と一人の女の子のお話「雲山の送り狼」まで!
    他にもゼンマイ仕掛けで動く踊り子や、バスの運転手、小説家の助手やマーメイド。
    そんな人々(?)の24の日常(非日常?)を魅力たっぷりに描いた短編集です。

    ストレニュアス(strenuous)とは、
    1 <人・知力などが>旺盛な、精力的な、意欲的な、一所懸命に奮闘努力する;<活
    動・努力などが>激しい
    2 <仕事などが>大変な労力を必要とする、骨折りの
    という意味だそうで、まさにこの「ストレニュアス・ライフ」で描かれるシーンは、私達が居る世界とは別の世界で繰り広げられるけれども、私達が会社でせかせか働いている時と同じようなシーンだったりします。

    物語はすべてとても短く、しかしその雰囲気にはその世界の魅力がたっぷり詰まっている、そんなお話ばかりで、とても楽しいような嬉しいような気分にさせてくれます。
    しかしなかには悲しいお話も。
    ファンタジックだけど、大げさではない。だからこその魅力が、この本の中には凝縮されています。
    とても読みやすく、ちょっと休憩というときにもオススメです。
    ぜひお読み下さい!

  • 短編集

  • 不思議な職業を設定し、そのお話を細かくつめた短編集。

    絵柄と物語がマッチしていて素敵だとは思うが、ややコマに詰めすぎて見辛い。
    お話としても短編なので、もうちょっと知りたいと思うところまで描かれていないのもちょっと残念。
    不思議な設定はいいと思うけど、どこかで聞いたような見たようなことが多いのも仕方ないのかな。
    少しずつ残念な感じがした。

  • フラッシュ作品時代からのファンである丸山さんの短編集。

    シュプルのお話以降、あんまりみかけないのが気になってましたが、
    一冊の本で丸々読めるなんて嬉しい!

    この人のベタの使い方が凄く好きです。
    そもそも、女子は可愛いし男子は格好良いし、ケモは文句なしだし、
    話しも素敵だし、もう何から何まで好きすぎる。

    中華、ファンタジー、近未来と幅広い作品で、
    最後まで飽きさせません。

    ああああ、一冊で終わりなんてもったいない~!
    送り狼(SIDE:Aのほう)とか、長いページ数で読みたいです。

  • 短編集
    お仕事にまつわる24篇、とのことですがエキゾチックなファンタジー色が強い。全ての話が10p程で描かれているので、面白いと感じる前に終ってしまっている気もする。絵柄は素朴で、丁寧に描かれている。

    印象に残った話は、

    ヴォストークナイトクラブ
    チャイナドレスのお姉さんが好きです。

    ホムンクルス
    ホムンクルスを観察している人も実はホムンクルスで、を繰り返す少しブラックなお話。

    雲山の送り狼
    送り狼のお話。女の子が転んだ時食べられるんじゃとどきどきしましたが無事でした。

    小説家助手
    飼い主の知らぬ間に主人の為に猫も色々してるのよ、的なお話。猫かわいい

    シーロン公共図書館
    図書館という場が好きなのでこの話も好き。焚書の時代を経てシーロン公共図書館の紀元、把握出来ない程蔵書の増えた地下閉架書庫が描かれる現代?、紙も司書も電子になり建物すら遺跡化した未来?、の3つの話。

  • でてくるキャラクターに個性があって
    すべてがかわいい。
    各話がつながっていて何度も読むとおもしろさがじわじわわかってくる。

  • 作者も内容も全く知らず、表紙を見て気になって買った系コミック。

    色んなジャンルの短編24話が収録されています。

    絵が良いですね!
    人物も背景も、作品ごとにマッチした感じで、余計な線が無いというか、魅せるところは細かいディテールで、シンプルな所はシンプルで。
    非常に見やすい印象でした。

    登場する人物や動物も様々で、色んなやつがいて面白かったです。
    特に女の子が多く登場しますが、非常に可愛いです。
    子供から大人まで、みな魅力的に描かれていました。

    内容も王道ファンタジーってものから童話のようなもの、日常の中の非日常を描いたようなもの等、作者の色んな面が見れて楽しかったです。

    あえて言えば、短編すぎてちょっともったいないなーと思う話が多かった(このキャラクター達のお話をもっと見てみたい!という感じ)です。
    1冊24話でしたが、5話くらいの長さの作品も見てみたくなりました。
    今後に期待です。

  • 面白い発想の短編がたくさん。

  • 文句なしのベスト単行本。
    起承転結がはっきりしてますし、絵柄は大好き。
    個人的にはシュテルンのお姉さんとヴォストーク・ナイトクラブのマスターユイラン姐さんが好き。
    丸山先生は同人誌も出されているのでそちらも素敵です。

  • 表紙の女の子がかわいかったのと、短いお話が読みたくなって購入。
    仕事にまつわる話というアオリ文があったけれど、実務的な業界ものマンガではなく、のんびりとしたファンタジーが多かった気がします。
    特に動物や物の怪の類が頻繁に登場。空を飛ぶ象とか、セイレーンとか、山のように大きい羊などなど。

    他の方のレビューにはボリュームが足りないという意見があってびっくりしましたけど、自分としてはたいへん満足しました。絵も話も丁寧だし、すっと始まって仄かなあたたかい余韻を残して終わる、粒ぞろいの二十四編でした。別の話どうしが微妙にリンクしてるのもいいですね。

    丸山さんの次の作品が楽しみです。

  • 漫画好きの後輩に薦められて。

    シーロン公共図書館の一連のエピソードがすごく好みでした。その名前の由来から、本を集め続けた活動期、森の中に沈んでもなお来館者を待ち続ける未来。素敵話ですね。

    送り狼のおにゃのこが可愛かったのもよかったなあ。
    あ、あとバスの二人も。
    ああ、ラオスのおにゃのこも。
    うん。

  • 女の子がみんな可愛らしくて魅力的。

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著者プロフィール

詩人。明治32年6月8日大分市に生まれる。1921年(大正10)第三高等学校文科に入学、桑原(くわばら)武夫、三好達治(みよしたつじ)らと親交を結んだ。25年東京帝国大学国文科に入学、本格的に詩作を始めた。33年堀辰雄(たつお)、三好達治と詩誌『四季』を創刊。48年豊橋(とよはし)市に移り、愛知大学文学部講師、59年同教授となった。詩集に『物象詩集』(1941)、『花の芯(しん)』(1946)、『月渡る』(1972)などがある。

「2021年 『男声合唱とピアノのための組曲 さびしい宇宙』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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