- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047278486
作品紹介・あらすじ
ソルヴェール国の第一王女・レティーツィアは、将来自分が"女王になる"ことを知っていた-。結果、優秀な兄たちの"おこぼれ"で王位が転がり込んできたレティは、王の専属騎士団を作るべく、漢の中の男と評判の騎士・デュークを強引に勧誘。けれど彼は「『おこぼれ姫』の愛人と呼ばれるのは願い下げ」と一刀両断!ますます彼がほしくなったレティは…!?第13回えんため大賞優秀賞作。
感想・レビュー・書評
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いろいろな事情から、兄二人と弟一人を差し置いて、現王から次の王への指名を受けたレティーツア姫は、おこぼれ姫と呼ばれるが、美貌はもちろん性格もなかなかのもの。しかも建国の騎士王の生まれ変わりで、騎士王の様々な魔法の剣技をいくつも持ち、過去の王たちと夢の中で語り合うこともできるのだ。王の専属の騎士団を作るべく、剣の腕前は王国1,2と言われるデューク・バルヒェットを一方的に勧誘するが、即座に断られる。しかし、いろいろの事件の後…。
レティーツア姫の男っぽい性格が、この作品の魅力かな。しょっちゅうお忍びで、城の外に出かけたりして、庶民と平気で付き合うところなど面白い。若い騎士アストリッドに絡む謎の敵対存在のゴズ=エナジーとか、歴史オタクの弟王子レオンハルトなども、話に変化をつけていていい。続編が期待できる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
文章いかにも軽いのと主人公の適度にさっぱりした性格付けが独特の効果ある作品
わけても未来に対して否定的でないのがすこぶる斬新
『幽霊伯爵の花嫁』ほど超越しておらず
ほどほどにちゃんと無自覚ヒロインしている良い塩梅
相手役や話の往道がそのキャラクタと比して頼りないが
対象を思えばそういうものかも -
言動が臨機応変だが大事な事は変えずに貫き通すところ諦めない所など好感を持てたのと所々の場面が面白かった。
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姫が美人で知力も高く、ある特殊能力も引き継いでいるチートで、実際にも棚ぼたで王になることに決まったところから話始まる。この巻は特殊能力のせいで大きな事件がおこり、収まるところまで。最後のやりとりから、ハーレムチート確定なのね、と思いました。さらっと読むには大変面白いです。
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優秀な兄二人からのおこぼれで王位を得た「おこぼれ姫」
ソルヴェール国第一王女・レティーツィアは、
誰もが予想しなかったそのおこぼれを、自分が将来、女王になることを「知っていた」
王の専属騎士団(ナイツ・オブ・ラウンド)を集めながら、
「おこぼれ姫」の評判を変えるべく奮闘していく…
レティ -
主人公のレティーツィアの気概が良い。
強い女性で格好良いです。恋愛色はあまり無いけどこれからを期待させる内容で楽しく読めました。 -
騎士が好きだから世界観がいい。
過去や未来の王様達と会話ができる設定もいい。
主人公が好ましい
最近少女向けノベル多めに読んでいるけど、たまたま当たりを引いているのか、面白いのが多い。ストレートな人が多い、現実世界のような嫌な奴が少ないからかなぁ。
2017.10.9
130 -
過去だけでなく未来までもか…。
それは、ともすれば国の終わりや、世界の終わりまで見えちゃうのではないだろうか。
後の世代がそこにいなかった王は、その時代無事に国を引き継いでいけるのか、物凄く心配になる気がします。
どうやらそこに全員集まっている訳ではないようだけど…。 -
開始十数ページで設定が怒涛の勢いで押し寄せてきた。
主人公のレティーツィアは次期女王で、しかしそれは転がり込んできた王位で、歴代王と会話できる空間があって、円卓の騎士を決めようとしたら本人に断れて、街にお忍びに行ったらその彼に出会って…。
同人誌かこれはと思った。
同人誌みたいな設定とご都合主義が多すぎて、読む気になれない。「これも!これも!これも素敵だから!」と押し付けられている気分。
ていうか架空の世界観なのに円卓の騎士はあるんかい。ナイツオブラウンドって、そこは英語なのか…。とモヤモヤ。
途中で読むのをやめてしまったが、最後まで読めば他レビューのように高評価に変わるんだろうか?