- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047290501
感想・レビュー・書評
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もう12巻めになったんですね。 くるねこ家の“愚連隊”に胡てつが新メンバーとして入り、すっかり馴染んでいるのが嬉しい。(#^.^#).
くるねこさんのお宅に、今度は小牧組(多頭飼い崩壊のため4匹を一時預かり)と胡ざかな隊(警察に保護された生後一か月半の赤ちゃん4匹)が緊急避難。
それぞれ温かいお世話&愚連隊とのあれこれを経て、みんな行き先が決まったことはもちろんよかった、よかった、なんだけど、なんでこんなことになるかなぁ~~(涙)というやるせなさと、一匹、一匹の個性を見事に描き分けるくるねこさんの眼差し、そして何より行き場のない猫たちを一時的とはいえ受け入れてくれる度量にジンときてしまう。
で、愚連隊ですよ!(#^.^#)
ポ子ちゃん(うちの はぐに似たサビ猫なので思い入れも大きいのだけど)14歳、ということで、たった一日で体調変化があり即入院。早期発見だったらしく無事生還したけれど、入院中のポ子ちゃんを隠し窓越し(帰りたがると本猫が辛いので見えないように)に面会するくるねこさんが切ない。ポっちゃんは尻尾をバンバン言わせて機嫌が悪いのだけど、「一番可愛い・・・」とボロボロ涙のくるねこさん。
そして、片目の悪い胡てつは、梵兄いや胡ぼんに付いて歩いていろいろ教わっているみたいなのが可愛いやら、可笑しいやら。(#^.^#)
今回の目玉は巻末描き下ろしの「いつかの四月・番外編」かな。
少し成長した感のある胡てつが出てきたと思ったら、くるねこさんも乙女さんもすっかり白髪のお婆さんとお爺さんじゃないですか。
で、庭の石の上にふわっと見える もんさん。
そっか今日は・・・と思っていたら、
「あっ、忘れてた」と呟き、そこにお線香をあげるくるねこさん。
もんさん
元気ですか
今年も今日が来たね
来年も今日が来ますように
と手を合わせるくるねこさんを縁側から見ているのは胡てつと胡ぼんの二匹だけ。
ポっちゃんも梵兄いもトメも見えないのは、どこか別の部屋にいるのか、それとも・・・。
私はもう、涙・涙で、でも、もんさんの命日を「忘れてた」と言えるくるねこさんが好きだなぁ、と。
うん、日々は流れて行くんだものね。
どんなに悲しくても、ある時点で時を止めてはいけないのだなぁ、としみじみ泣けてしまいました。
最後に2023年4月8日とあったから、今から10年後の設定なんだね。
(それにしては、くるねこさんたち年取りすぎ!!(#^.^#))詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2017/09/30購入・12/24読了。
最後は創作だった。多頭飼いはひどいけどどこかに相談できなかったんだろうか。 -
新刊読むたびにもんさんいないんだなとかみしめる