説経 小栗判官 (ビームコミックス)

著者 :
  • KADOKAWA/エンターブレイン
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本棚登録 : 54
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (203ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047301825

作品紹介・あらすじ

中世口承文芸「説経」の 最大長篇に描単行本描き下ろしで挑んだ傑作、 待望の新装版!

感想・レビュー・書評

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  • 祝新装版!
    「水鏡綺譚」の次に好き!

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  • 古典の教養をお手軽にと思い、このマンガをよんでました。
    が、誰にも感情移入できねー
    特に小栗判官が全くヒーローらしく振る舞うシーンが無いのが素晴らしい。
    生まれと育ちと神仏の小知恵と体力とだけで暴力を振るってるようにしか見えない有様。
    すべてが私利私憤のみ。
    西洋やインド由来の物語は、約束が最も大事なものとして扱われるけど、
    すべてが情動のみで人治的に決まってゆくのが、見てて苦痛。
    実に実にくだらない小者。
    むしろこういう子供には説教をするのがオトナの仕事ではないかと思う位。

    今の日本人には、合わない。

    と思いましたが、よく考えると、これこそが日本らしさで、この小栗判官の理不尽さこそが、日本人の求めるヒーロー像なのかなぁ?と、
    逆に勉強になりました。
    少なくとも、ネット右翼の望む世の中なのかなぁと

    こうして日本は中世に戻るのね。

  • 彼らの一生を描いているようで、当時の海、町、山でくらす人々の生活が描かれている。なんの説明もなしに山伏が出てきた場面には感動してしまった。

  • ちくま文庫版を失念して購入してしまった。
    が、よいものはよい。

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著者プロフィール

1957年新潟市生まれ。漫画家。国学院大学文学部卒。大学在学中にデビュー。「見晴らしガ丘にて」で第15回日本漫画家協会賞優秀賞を受賞。折ロ民俗学や中世文学への造詣が深く、安吾や漱石作品の漫画化にも取り組む。作品は「水鏡綺譚」「説経小栗判官」「ルームメイツ」「恋スル古事記」「戦争と一人の女」「死者の書」「夢十夜」ほか多数。第18回文化庁メディア芸術祭大賞受賞。

「2021年 『兄帰る 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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