大人スキップ 1 (ビームコミックス)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 78
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047344877

作品紹介・あらすじ

日野希子、14歳、中学2年。事故で眠り続けていた彼女は、目覚めると40歳になっていた! 中身は子供のまま、見た目は中年になった希子。果たして「いい大人」になれるのか……っていうか、「大人」って一体何だ!? 『ママゴト』(NHKBSでドラマ化)『私を連れて逃げて、お願い。』の著者が、大人になり損ねたすべての人たちへ贈る、不条理にして奇跡的な突貫成長コメディ、スタート!

感想・レビュー・書評

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  • キコが目覚めたら26年経ってました。
    昨日まで塾にいやいや通う中学生だったのに。
    少女時代も、青春時代も通り過ぎ
    りっぱな中年になっていました。
    そんな彼女と一緒に暮らし始めたのは
    病院の清掃スタッフとして
    彼女を見守り続けていた「くろけー」でした。

    この設定!なので感動ものかと思わせて
    なかなかシビアに現実直視。
    でも、キコが眠っている間に
    人生の荒波を越えてきた大先輩くろけーが
    毒舌まじりで一緒に過ごしてくれて
    少しずつキコも成長していく。

    と思ったら、悪い大人が騙しに来た。

  • 松田洋子さんの作品『大人スキップ』の1巻を読了。初めて、松田洋子さんの作品を読みましたが。 ストーリー進行、内容&流れに登場人物の描写・・・全てタイプです。 いやー、素晴らしい作品に出逢えた。 いずれまた、2巻を読んでみよう。 もちのろん、傑作。

  • 地獄。
    生きててよかったと思える日はくるのか。

  • 14歳で事故に遭い、目が覚めたら40歳だった…。
    うわーきつい! 26年間の記憶がまったく飛んでいて、
    両親は既になく、何も知らないまま40歳の自分がいるって…!
    初巻ではほぼ何も変わらないまま(そりゃそうだろう)、
    ひどい目を見るばかりで一冊が終わってしまったけれど、
    この先彼女はどうなっていくのだろう。幸せが訪れればいいけど(´・ω・`)。

  • 14歳で眠り続けて、目が覚めたら突然40歳。
    人生をスキップしてしまったキコの成長物語です。

    大人になるってなんだろう。
    夢も希望も諦めて、社会に適応することか?
    幸せってなんだろう。
    定職があり、家庭を持つことか?
    松本洋子の作品は説教臭くなることなく、感動の押し売りでもなく、こんな生き様もありだよと伝えてくれる。
    苦い笑いをこめながら。
    傑作です。

  • 少女が長い眠りから覚めると中年になっていて社会に出ようとするが…という話。
    よく有りそうな話だがラストといい印象的な作品。

  • さすがです。いつもながらに読むのが辛い漫画です。続きが気になります。いとこの「違うかー」っていう場面、場末のスナックでおじさんおばさんがよく言うギャグ、いかにも言いそうな人で、うまいなと思いました。

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著者プロフィール

大阪生まれ、広島県福山市育ち。初めて描いた作品『薫の秘話』が第27回ちばてつや賞大賞を受賞し、95年『モーニング』でデビューする。以降、『秘密の花園結社 リスペクター』『人生カチカチ山』『まほおつかいミミッチ』『相羽奈美の犬』などの作品を幅広い媒体で発表し、2003年刊行の『赤い文化住宅の初子』は、2007年にタナダユキ監督により実写映画化され大きな話題を呼んだ。なお『ママゴト』は、第15・16回文化庁メディア芸術祭の審査委員会推薦作品に選出されている。

「2019年 『父のなくしもの』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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