どこか遠くの話をしよう 下 (ビームコミックス)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 101
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047349674

作品紹介・あらすじ

チロの前に突然現れたプラティーノは、未来からの旅人であった。彼はなぜ、時空を超えてやってきたのか……。ふたりが出逢った意味とは……。
“ここではないどこか”へ誘う渾身のファンタジー長編作、心震えるフィナーレ。

感想・レビュー・書評

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  • 農村のアナログな暮らしが舞台だった上巻からは想像もつかないSF展開にびっくり。
    そして切ない・・・。。

    チロ、プラティーノら3人で隣の山に行く道中なんかが、とても良かった。
    全部思い出して、自分がおかれた現実を知って、きっといろんな想いを抱えているプラティーノがチロにかける言葉とか・・・。
    「さみしくはないよ 気持ちの中を・・・よく探してみて」
    「わたしは本当はさみしいーーそれでも」

    あと、村に帰ってくるシーンはじーんと、うるっと、くる。歌声を想像する。どんな歌なのかな、澄んだ山の空気をやわらかに満たして、綺麗だろうな、と。

    おばあちゃんのおやつに群がる子供たちのコマがいくつかあって、楽しい(笑)

  • 上巻のレビューを見てください。

  • 上下2分冊のファンタジー。
    感動する話が読みたくて本屋を探索。そして購入した本。

    ペルーのマチュ・ピチュを舞台に未来と過去が繋がる話。
    希望を紡ぐタイムトラベラーとキュートで優しいチロが主役で、とにかくチロが可愛い。
    絵も丁寧に書かれていて高評価。

    お勧めできる上質なコミックです。

  •  序盤、帯に書かれた言葉に怯え、なかなか読み進まなかった。そうして中盤に進み、どんどん引き込まれ、最後まで一気に読んだ。

     モノには役割があり、物語があるのだとしみじみする。いまを生きる幸せ。日常の幸せ。失わずに知ることができたらいいのにね。

  • ちょっとSFで雰囲気は好き。
    いい話ダナーって感じ。

  • ちょっと遅くなりましたがレビューをば。

    いや期待を裏切らない秀作でした!
    ちょっとありがちな真相ではありましたが最後の閉じ方が素晴らしい!
    あそこからあの先を描いちゃだめですよね。
    流石、須藤先生です。

    ....そして読了後にカバーを外してみると...なんと美しい表紙!
    須藤先生らしいこだわりに関心してしまいます。


    須藤先生....もっと評価されていい作家さんですよね、本当に。

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著者プロフィール

12月17日生まれ・東京都出身。ファンタジーからエッセイまで、幅広い雑誌で活躍し、『ゆず』『アクアリウム』『おさんぽ大王』『庭先案内』『長い長いさんぽ』など作品を発表。現在は『月刊コミックビーム』(エンターブレイン)にて「庭先塩梅」を連載中。同作の単行本第1弾『水蜻蛉の庭』は、第15回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品に選出された。

「2021年 『おさんぽマスターズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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