ミーコ (ビームコミックス)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047355750

作品紹介・あらすじ

家族のように。恋人のように。
嬉しいときも、悲しいときも、いつでも俺の一番近くにいるのは、猫の「ミーコ」だった。

『マスタード・チョコレート』『水曜日』等の意欲作を発表しつづける冬川智子の魅力に溢れた短編作品群を収録した、待望の初作品集。

●収録作品
『ミーコ』
『Shift』
『つめたいビスケット』
『お父さんのヤマメ』(改題)
『華子のこと』

感想・レビュー・書評

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  • 表題の老猫の話は死なないでよかった。
    彼氏と別れて、どうするか考える話では、元鞘なのが残念。新しい彼氏に乗り換えたほうがどう考えても良いでしょう。

  • 浩生に拾われて16年生きてきた猫のミーコ。浩生に新しい恋人ができて最初は暖かく見守るもある時こっちを見てといわんばかりに…。そこからの二人と一匹で生きていこうとする語りかけが心に残る。つめたいビスケットは、煮え切らない恋人と一旦距離を置こうとした主人公が、クールな親友に無い物ねだりを指摘されたり、あらたに気になった、沈黙が気まずい以外は合格点の人と出会いつつも、最後は…と。華子のことは、お互いクソ田舎と思ってる故郷から抜け出して東京にいって何者かになることを夢見てた二人の、大人になってからの再開までが描かれ。苦いような、それでもの希望とか、さまざまな思い。そして、わたしそんなこと言ったっけ?てのが個人的にはキーワード。

  • 日常の男女の機微や人生のなかのふとした転機をスケッチした作品。ドラマもエキセントリックというよりは地味だが、きちんと作劇されている。絵柄はややナイーブに感じるが、エッセイに近い他の作品イラスト的な絵柄だとはまっているようにも思えるので、そういったスタイルの人がこういったリアルなドラマを描いているせいかもしれない。

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