記憶喪失の侯爵様に溺愛されています これは偽りの幸福ですか? (ビーズログ文庫)
- KADOKAWA (2019年10月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047357501
作品紹介・あらすじ
訳あって引きこもりの伯爵令嬢リリアーナは、極度の女嫌いである侯爵ウィリアムと政略結婚をすることに。
ところがお飾りの妻生活を続けていたある日、旦那様が記憶喪失になり、一目惚れされてしまい!?
「……わたしのつま、せかいいち、かわいい」
「だ、旦那様、どうなさいました?」
甘々で過保護になった旦那様とやり直す、夫婦の馴れ初め(ラブストーリー)!
感想・レビュー・書評
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今まで虐げられていたせいで、自己評価が限りなく低いリリアーナ。ウィリアムの家の人たちには大切にされているのに、「私なんかにみんな親切にしてくれてる」と思っているのがもどかしい。リリアーナだからこそ、みんな大切にしたいと思っているのに。それは記憶を失くしたウィリアムも同じ。過去の自分の行動を悔やみながらも、リリアーナのことを大切にしたい。リリアーナとの関係を深めたい。と思って頑張る姿は、応援したくなった。記憶が戻ってからも、変わらずにいて欲しい。
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ウィリアムが記憶喪失前後で全然態度が違うので、謝っても許せないこともあると思いましたが、リリアーナが凄く良い子で気にしてないので我慢する。
色々な事の理由が明らかになってないまま終わってるので、そこはどうにかして欲しかったです。 -
虐げられてきたのに真っ直ぐ純粋に育った、とても可愛いリリアーナが、突然政略結婚をすることになった侯爵の旦那様にも無下にされてかわいそうに....なんて思ってたら、旦那様が記憶喪失になって(しかもすごくマヌケな理由で)、リリアーナに一目惚れしてとっても甘々に。ただ、旦那様はだいぶ抜けてる方で、使用人や周囲の人とのやりとりがギャグみたいで思わず吹き出してしまうほど。ちょっと重めな設定もありつつ、基本的にはほんわか見守っていたくなるような、優しい世界のお話であたたかい読後感。