茉莉花官吏伝 八 三司の奴は詩をうたう (ビーズログ文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 155
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047357808

作品紹介・あらすじ

叉羅(サーラ)国の高貴な客人ラーナシュに、王の証(コ・イ・ヌール)というとんでもないものを押し付けられた茉莉花は、視察と称して叉羅国に返してくるよう珀陽に頼まれる。
ところがその道中ラーナシュが命を狙われ、辛くも逃げ出した茉莉花は、あろうことかラーナシュと敵対中の家の当主シヴァンに助けを求めてしまう。
しかし、連れて行かれた邸でなぜかもてなされて――!?

感想・レビュー・書評

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  • 今回はサーラ国へ。
    息つく間もない展開の速さに読む手が止まらない。
    今回も無事に文官として立派に仕事しました。
    いやはや、あっぱれ。
    でもまた何やら大事に巻き込まれそうな予感。
    早く次を読みたいな。

  • 珀陽さまの出番がほぼないのだけど、話がめちゃくちゃ面白い。戦争回避のような現実味薄い展開より、こういう卑近なところを智慧と機転で乗り切る話のほうが好き。

  • いいねいいねー盛り上がってきたねー。次の巻が楽しみだ。

  • 叉羅国編の2巻目。
    いよいよ舞台は叉羅国へと言うことで、何が起こるのだろうと期待していたら、いきなり襲われた混乱の中でラーナシュと対立する家の主シヴァンに保護されるとは、流石、巻き込まれ体質の茉利花らしい^^
     でも中盤は茉利花官吏伝的にはわりと地味に叉羅国の事情や文化の違いの説明に終始していたのだけど、やっぱりそれだけでは終わらなかった。
     今回のお話の個人的ハイライトは茉利花が罪に問われそうなったシヴァンを自らの意志で助けようと勇気を出してラーナシュに声を掛ける場面。
     今までの茉利花なら、助けたいと思っても自分にはとても出来ないと諦めてしまっていた彼女が、誰に強要された訳でもなく、自分を奮い立たせて行動に移せた。
     彼女のその成長が嬉しい。
     これはもう、叉羅国編の結末は二重王朝を解決し、他国との戦争を勝利に導く以外にないでしょう!
     彼女の活躍に期待したい。

  • このシリーズは序章が大体同じような感じで始まってたんだけど、今回はちょっと違くて、茉莉花の「表に出ている」立身出世物語から始まってて新鮮。茉莉花はまた白楼国を離れて今度は叉羅国へ。これまで以上の危険な目に遭いながらも、機転というか茉莉花の能力を存分に活かして対応していく。ラーナシュもだいぶ頭いいなって思った。一方でラーナシュと敵対している家の当主シヴァンは、ちょっと抜けてるところがあってかわいかった。かわいいと言えば、話の中で白楼国の描写がある場面が出てくるんだけど、そこで珀陽と大虎が兄弟喧嘩してて子星が仲裁に入ってて。その喧嘩のやりとりがめっちゃかわいい。

  • やばーいやつと知り合いになって、そして味方を作るのえらいよねー

  • シヴァンの隠しきれない人の良さ、笑える。ラーナシュのペースに振り回される所なんかも可笑しい。茉莉花がサーラ国人に成りきる為に人真似するのは、AIロボットみたいで怖いよ~((( ;゚Д゚)))

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著者プロフィール

第13回えんため大賞≪二期≫ガールズノベルズ部門にて、「おこぼれ姫と円卓の騎士」が優秀賞を受賞し、作家デビュー。

「2023年 『聖女と皇王の誓約結婚 2 恥ずかしいので聖女の自慢話はしないでくださいね…!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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