小動物系令嬢は氷の王子に溺愛される (ビーズログ文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 81
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047360914

作品紹介・あらすじ

この度”氷の王子”ことウィリアム殿下の婚約者に選ばれた私、伯爵令嬢リリアーナ。
じゃなくて、なんでこんなことに!?
王太子妃なんて面倒な立場はお断り。
目指せ婚約解消!
そう思っていたのに、あーんしてきたり膝の上に乗せられたりと、殿下が強敵すぎるんですが。
日に日に甘々になっていくのは、私を小動物扱いしているからか、それとも……?

感想・レビュー・書評

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  • 王子なんて全く興味のない伯爵令嬢のリリアーナが、「都合がいいから」と"氷の王子"ことウィリアム殿下の婚約者になってしまう。婚約解消を目指していたのに、ウィリアムが予想外にリリアーナを気に入り、距離をいきなり近づけてくる。リリアーナはウィリアムからだけでなく、家族にも溺愛されウィリアムの両親(国王と王妃)からも可愛がられるが、その様子も微笑ましい、思考がちょっと残念な小動物系令嬢。彼女の「地味に嫌なお祈りシリーズ」が地味に楽しい。ウィリアムの変貌ぶりがいっそ清々しいなとも思うが、全体的に平和で微笑ましい感じに話が進んでいくので、穏やかな気持ちで読めて、所々クスッと笑える。
    ウィリアムとリリアーナ以外のキャラクターの描写がちょっと物足りない感じもあるので、どこかで読めたらいいな。

  • 歴史の古い伯爵家の令嬢であるはずのリリアーナ
    ちゃんと淑女な行動もとれるのに、口いっぱいにお菓子を頬張っちゃうのはいかがなものか
    ”氷の王子”ウィリアム殿下は、最初の婚約者選びこそアレだったけど、小動物系行動の可愛さにメロメロになってからは、リリアーナをひたすら大切にしてて好感持てる
    ただ、ちゃんと「リリアーナが好き」と伝えてなかったみたいだけど
    最後には想いが通じ合って、ふんわりほんわりエンドでよかったね

  • タイプは全く違うのに、ちょっとズレてて、我が道を行く感じなのは似ているリリアーナとウィリアム。リリアーナの媚びない感じ、というか全く自分に興味がない感じがウィリアムにとって新鮮だったのかも。
    何を置いてもお菓子に目がなくて、何かあると地味〜に嫌なお祈りをふるリリアーナが凄くかわいかった。そんなリリアーナと一緒のときにだけミセルウィリアムの新しい一面も。自分の気持ちにも、相手の気持ちにも鈍感なところのある2人だけど、ちゃんと気持ちが通じ合ってからの甘い雰囲気はなんだか幸せな気持ちになれた。

  • kindleで読みました。
    令嬢という設定の中、小動物系はあまりピンとこないのですが(せいぜい脇を固めるキャラかな?と思う感じ)、お菓子に目がなかったりちょっとずれてたりするのはアリだと思います。
    が、、、その割にマナーはバッチリ、記憶力も良い、、、設定にはちょっとだけ違和感を感じざるえない。できればもうちょっとそのあたりの設定をかためる何かがほしかったです。
    周りを固めるキャラも濃いっぽいので、それらの背景ももっとあると面白いのに。スピンオフ的なものが出てくるといいな~とか思ったり。ヒーローの弟さん、もっとでておいで~と思ったり。
    続きがあるのかなあ?あったらいいなあ。

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