- Amazon.co.jp ・マンガ (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047364158
作品紹介・あらすじ
毒を盛られ、この世を去ったはずの"狼領主"カイドは生きていた――。策略によって引き離されるも、再会を果たしたシャーリーとカイド。悪逆領主の娘として処刑された前世の記憶から、かつての恋人であるカイドの幸せを願って離れようとするシャーリーだったが、"お嬢様"と呼ばれていた頃の自分ごと見つめてくれるカイドを前にして過去と向き合い、胸に秘めていた想いを打ち明ける。
感想・レビュー・書評
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げぼ泣いた
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こちら3巻を読み終わってからの年越しでした。とんでもないシリーズを携えて年をまたいでしまったなーと思わないでもない。
1~2巻よりやや厚みのあるページ数。読み応えとかそういったものより「あー、何かまた厳しそうな…」と若干ひるむ。
狼領主さまとお嬢様のラブコメ要素にはほのぼのと心もゆるむのですが、物語の本流は疾風怒濤そのもので息つく暇もない。ラブコメ要素すら罠のような気がしてくる。
要は、最初から最後までほぼ泣きっぱなしでした私…しんどいシーンはしんどくて泣く。微笑ましいシーンは、こんなに健気なのに…と彼らの背負ったものを思っては泣く。
正直、あんまり泣けて体力的にもつらかったんですよ何だこれ。
自分が涙もろいという自覚は充分にあるがそれにしてもひどい泣きっぷり。
シャーリー側の登場人物はだいたい誠実で善良で、これが類ともって現象でしょうか。
正直にいうなら、それを胡散くさいとは思う。あまりにも都合がいい(話運びの点で)。
でも、正しくあること、の痛みが抉るように描かれて、それも作りものだとは知りながらも信憑性を感じる。信じられるというよりは、信じたいと思う。
先行き不安しかないけど、お嬢様の物語にできる限りつきあっていきたい。 -
なんか思ってたのと違うかな…