SPOON

• KADOKAWA (1995年7月1日発売)

感想・レビュー・書評

[karyさんの感想 · 2009年11月11日]

高野さんの初期作品群。全編通して、クラシカルな、良質の外国文学のような味わいがあります。
作者ご自身もイイんだなあ…気負いがない（そう見せてるだけかもしれませんが）のに誠実そうな人柄が、いたるところで感じられます。
他の単行本でも『スペースカウボーイの逆襲』『降ってきた男』あたりの初期作品がおすすめ。ライトに入れてしかも笑えるのに、読後必ずなにか持ち帰ることができる漫画です。手に入りやすいものだと『無頼猫』かな。静と動のコントラスト、迫るリリシズムにしびれます。

[岡野 凛子さんの感想 · 2007年5月13日]

短編集。

[hatobookさんの感想 · 2006年12月20日]

高野さんの漫画は読んでて心地よくて好きです。この短編集に入ってるＣＡＮＤＹという話がそれはそれは好きで仕方がないんです鳴海と桂ちゃんは私の年の差の理想形だ…

[Ｙｏｕｌｉさんの感想 · 2006年6月29日]

うん。まあまあかな。（20060627）

[nimさんの感想 · 2006年3月7日]

とにかく泣ける高野宮子さんの短編集。いのちについて考えさせられました。

[真生さんの感想 · 2004年11月28日]

短編集。私は最後のお話「ずっとつらなってゆく〜」が雑誌掲載時から大好きで、高校の文学作品研究発表でもこれをチョイスしたというアレっぷりです。この中での重要ポイントは犬！犬の温かみがちゃんと描かれているから、私はページをめくるたびに号泣してしまうのです。

[ぱんだ。さんの感想 · 2004年10月17日]

短編集。犬のお話はすごく泣ける。。機械の犬だって本物のの犬だって、、ずっと一緒に居たのなら、愛着だってわくし、お別れの時は悲しいんだよ。。。

[熊本学園大学図書館学研究会さんの感想 · 2004年9月25日]

ある晩俺は、スプーン曲げのできる少年に出会った。
もしもスプーンを曲げることが出来たら、俺の人生も何か変わるだろうか――？

高野宮子デビュー作を納めた初コミック。静かで物悲しく、優しい、とにかく読み終えたときに気が付くと涙が出てるような短編集です。いろんな人に薦めたいんですが、現在絶版されてます(泣)復刊ドットコムにて投票募集中。