高野さんの初期作品群。全編通して、クラシカルな、良質の外国文学のような味わいがあります。
作者ご自身もイイんだなあ…気負いがない(そう見せてるだけかもしれませんが)のに誠実そうな人柄が、いたるところで感じられます。
他の単行本でも『スペースカウボーイの逆襲』『降ってきた男』あたりの初期作品がおすすめ。ライトに入れてしかも笑えるのに、読後必ずなにか持ち帰ることができる漫画です。手に入りやすいものだと『無頼猫』かな。静と動のコントラスト、迫るリリシズムにしびれます。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
まんが・ラノベ
- 感想投稿日 : 2009年11月11日
- 読了日 : 2009年11月4日
- 本棚登録日 : 2009年11月4日
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