星空のコンシェルジュ (メディアワークス文庫)
- KADOKAWA/アスキー・メディアワークス (2015年7月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048653428
作品紹介・あらすじ
天文家の夢を諦めた、しがない旅行雑誌編集者・宇田川。彼が書いた妄想企画が編集長の目に留まってしまい、取材としてペンションで働くことに。そこは星空が綺麗だけど悩める客が集まる経営不振のペンションで!?
感想・レビュー・書評
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【ここは希望が見つかる星降るペンション あなたが忘れた大切なもの、思い出せます】
星空が綺麗なペンション・ファーストライト。一見(いちげん)さんでも「おかえりなさい」と迎える、温かい「第二の家」がコンセプトのこの宿には、心が疲れた人たちが集まる――傷心旅行の女性客、熟年離婚危機の夫婦……そして、このペンションの元オーナー。
天文家の夢を諦め、旅行雑誌社で働く編集者・宇田川昴太(うたがわこうた)もそんな一人。彼は妄想企画「夢が叶う星降るペンション」の取材のため、期間限定「星空案内人」として働くことに。自身の星座の知識を活かして問題を抱えた客と接することになるのだが……!?
思わず星空を見上げたくなる天文ペンションストーリー。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ほっこりするような優しい物語。暖かな内容で読みやすい。
ただあまり内容が深くなく、柔らかいだけの物語なので現実感が無く、ファンタジーっぽい。 -
読むと星空を見上げたくなる小説。こんなコンシェルジェのいるペンションがあれば行ってみたい……と思える設定だし、星の話で問題を解決していく様は面白いのに、キャラの薄さと心理描写&変化の簡便さに少し白けてしまった。化ければ好みの作品、次作以降があれば期待。
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いまいち。内容薄め
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タイトルに惹かれて。
最近、人の優しさを信じたいんだなぁと思う。最高の星空を眺めることができるペンションを舞台に、そこに泊まる人、家族が織りなす再生の物語。星の豆知識もおもしろい。
夏目漱石がなぜあのように愛の言葉を訳したのかが気になる!
さらりと読めて、ほんのり心が温まります。