- Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048661188
作品紹介・あらすじ
堅く真面目なサラリーマンの長兄、いいかげんで放浪癖がある大学生の次兄、そして登校拒否中で家に引きこもって漫画家をめざす妹-。心を開けるほど親密ではなく、かといって無視できるほど疎遠でもない。ひとつ屋根の下に住んでいながら、微妙な距離感でつながっている三人兄妹の平穏な日常が少しずつ崩れていく様子を、コミカルかつ繊細に綴っていく。家族って、イライラするほど厄介だけど、だからこそ、愛おしいのかもしれない。
感想・レビュー・書評
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2023/04/07
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母親が入院したら、父親がいなくなった。
引きこもりの妹、公務員の兄、貢がれ体質弟。
ぐるぐると視点が変わっていって
好きな事を好きなだけ話している、という感じ。
収集がつくのか、と思っていましたけど
一応まとまった状態?
長い兄弟げんか、の気もします。
読めはしましたが、どう面白かったのか。
題名の『たいやき』を売っているお店の
桃クリームが気になります。 -
やっぱり朽葉屋先生の本は、その世界に引き込まれますね。読み始めたら止まらないです。 夏樹みたいなキャラクター大好きです。でも、最後まで謎が残ったままのキャラでした(笑)あんなお兄ちゃんがほしい! ラストの本音を言い合うシーンはうるっときて、鳥肌が立ちました。次回作も楽しみです。たいやき食べたい。
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とても平凡でおもしろかった。その平凡さに他にはない味がある。
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たい焼きを食べると仲良くなる兄弟の話
懐かしい味ってなにかなぁ -
3兄弟とか歳の離れた兄弟っていいな
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真面目な兄
掴めない弟
変わり者の妹
威厳のない父
そして楔のような母
一家はとても平和で
うまく関係が持てていて
日常は普遍のように続いていたけれど
あることをきっかけに次第に崩れ始めていき——
*
こんな話も書けるのかー!
朽葉屋さんらしいコミカルなタッチで描かれる家族モノ
一見うまくいっているように見えるけれど
なんだろう、読んでいる間ずっと「ヒヤヒヤ」していた
この絶妙にとれたバランスが
実はいつ崩れてしまってもおかしくないんだという
そんな感覚がずっと背筋を行ったり来たりしている
本当になんでもない日常の風景で
よくあることばかりで
いっそありきたりでさえあるかも知れないのに
危険がすぐ隣にあるような、そんな恐怖
それは愛なのかなと、なんとなく思った
うまく隠せているようで隠せなくて
心配だけど放っておきたくて
距離が取りたいんだか取りたくないんだかわからなくて
近しい分だけ苛立ちがあって
家族愛、だなぁ… -
箱崎家三兄弟 真面目で融通のきかない長男:照太 自由奔放な次男:夏樹 マイペースで頑固な妹:陽奈子 母が怪我して入院 父は失踪 金魚のマモル 三兄弟の平凡な日常 それぞれの抱える問題や悩み リビングに引きこもる妹 兄二人のもやもや 思い出の「たいやき」
ふわふわした読後感。三兄弟の出来事を散文的に綴っているだけなのに引き込まれる。大事になり過ぎず、かと言って軽いわけでもなく、時にはクスリとさせられる、ちょっとした日常のお話。 -
にゃんのうちは、たいやきじゃなくて、サバ缶でつながっているにゃん
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固く真面目なサラリーマンの長兄、放浪癖のある次兄、漫画家を目指す妹。
心を開けるほど親密ではなく、かといって疎遠にでもない、3人の日常をコミカルに綴っていくラノベ。
日常過ぎて面白くないし、コミカルでもない。
視点がちょこちょこ変わるし、よんでいて疲れる。