- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048663328
作品紹介・あらすじ
ネトゲ部一同の尽力もむなしく、一向にリアルとネトゲの区別が付かない残念美少女・亜子。決死の告白を行うも即撃沈な英騎@ネトゲの夫を見かねて、ネトゲ部部長・杏は、満を持して宣言した!「ここに、『ネットに繋いではいけない合宿二十四時』を開催する!」な、なんですとーッ!?合宿と言えば-海!水着!BBQ!だがそんなリア充イベント乱れ打ちに耐えられるはずもなく、ネトゲ禁断症状が出たネトゲ部の面々は、コラボイベント開催中のあるホテルへ向かうのだが…そこで亜子たちを最悪の事件が襲う!?
感想・レビュー・書評
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たかがネトゲ、されど……と言ったところだろうか。今回はネトゲ上での犯罪被害に遭うルシアン一味の物語である。
物語の展開が実にスムーズで、相変わらず、単純にストーリーとして面白い。あくまで現実寄りながら、読後感の良い展開を組んでくれているところもまた良いところだ。
ネトゲのコラボやネット犯罪など、話には聞いたことはあるが……という人に啓蒙するような内容も含み、質の高い一冊となっている。
あるあるネタもネトゲ一辺倒ではなくて、アコとの関係に悩む彼の姿などは、甘酸っぱさやほろ苦さを覚える人も少なくないだろう。青春してるなあ。
ネトゲをやってる人からすると、ご都合主義的なところも少なくないだろうが、それだけに物語的には非常に納まりがよい。
その辺が気にならない非ネトゲユーザーとしては、文句なしに星五つを付けたい。面白かった。
※2016年5月19日に再読したため、その感想を転載しておく。
改めて読んでみると、今巻は印象がだいぶ変わった。今回の物語の背景にはルシアン=西村と亜子の関係の変化が一本のラインとして通っているのだが、そのラブコメの模様が主人公であるところの西村視点で描かれる一方、亜子からの視点における変遷も隠然と描かれているのだ。その点を、初読では読み落としていた。
今回は物語内で恋愛イベントが再三にわたって展開され、そのたびに読者は振り回されるのだけれど(個人的には、特に終盤の亜子の返答には意表を突かれた。上手い演出である)、最後の断固たる拒否を見ても、彼女の内面で二人の関係への感じ方・考え方が変化しているのがよくわかる。
部活の合宿というイベントにせよ、そこで参加したネトゲのコラボイベントにせよ、あるいはアカウントハックとそれに対する釣り返しにせよ、物語は動的で楽しいものだった。
だが、そこに敷衍しているラブコメというテーマが活写されている点は無視すべきではないだろう。あくまでそちらが主題であり、よく計算されて描かれている。我ながら読み落としは情けない。
というわけで、再読して、改めて星五つと評価している。本当によくできたライトノベルシリーズだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
3本目.
今回は夏休みで合宿ですってよ.
「ネットしてはいけない夏合宿24時」
でで~ん ◯◯アウトー!
そして垢ハック問題について.
アカウント乗っ取りとか怖いわー.
あとネットバンクのパスワード吸い取りとか怖いわー.
気をつけネバネバ -
アカウントハックとかリアルマネートレードとかネトゲネタ。
ネトゲやらない身からするとちと分かりずらい部分もちらほら。
あと、解決策があまりに厨返しで。まあ、フィクション性強調したかったのかもしれないが。
そろそろおなかいっぱいかも。