とある魔術の禁書目録(7) (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 128
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048665179

作品紹介・あらすじ

伝説の魔術師が記した、天使を召喚することができるという驚異の魔道書『法の書』が、解読法を知るシスターと共にさらわれた。学園都市でぼけーっと日常を過ごしていた上条当麻には、それはまったく関係ない出来事-のはずだったのだが、"不幸"にも何故かその救出作戦に加わることに…。しかもさらった犯人は『天草式十字凄教』、つまり神裂火織が女教皇を勤めていた宗派だというのだ…!インデックスが所属する『イギリス清教』、今回の依頼主の『ローマ正教』、そして神裂火織がかつてトップにいた『天草式』。三つの魔術組織が上条当麻と交差するとき、物語は始まる-!

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で。
    学園モノなら未来都市だし、実験施設みたいなモノだからと思えるんだけど、魔術師や教会が出てくるとなんだか嘘くささ倍増でオイオイオイとツッコミを入れたくなる。まあ組織がアレなのはラノベだし良いんだけど、出てくる人物の9割が10代~20代の女の子とかねぇ(外見だけ若い子も含む)。まあそれがラノベなんだとは思うけどちょっとねぇ…。ラノベ世界ではこんなに女性は社会進出を果たしているというのに現実と来たら!(笑)でもまあ実際ラノベ脳な男性は自分の上司が女性だったら抵抗ありそうだよなぁ。ラノベも結局はすべてを解決するのは男子高校生だしな。

    今回はあまりにもロリシスターのラッキースケベ度がどうなの?というレベルだったのと、追われている割には緊迫感ゼロでお前、助けてほしいのか欲しくないのかどっちなんだよって言う鷹揚シスターにイライラしたのと、説明長いよ、敵でも味方でもどうでもいいから話を進めてくれよ、という展開が自分はダメでした。新しい女の子が新しいトラブルを連れてくるって展開、そろそろマンネリじゃない?と思ったりもするけれどもこういう展開が好きな人は好きなんだろうなぁ。自分はちょっと、この展開は飽きたかなぁ。

  • 今回は「魔道書」がテーマ。久々にインデックスの力量を知れる。一方で美琴などの科学側の出番はない。

    【あらすじ】
    稀代の魔術師が難解な暗号化を掛けて遺した「法の書」。この書が解読されると十字教の時代が終わるという。その一端を掴んだとされるローマ正教の修道女オルソラが、法の書とともに誘拐された。犯人は天草式十字凄教…それはネセサリウスの魔術師・神裂がかつて教皇の座に就いていた一派だった。

    【感想】
    序盤は初見ワードや特異なキャラ設定が多く、唐突感があった。しかし、各々の真の立場が開示され、当麻が戦う理由を見つける辺りから俄然面白くなる。また、当麻の右手の力を発揮できる場面は局所的で、その分駆け引きや共戦が展開されており、戦闘に幅があるのが良い。
    今回、ネセサリウスを束ねるイギリス清教の最大司教ローラが本書で初登場する。ローラはインデックスやステイルに過酷な運命を与えた(そして当麻がそれを壊した)怪人物だが、愛嬌があり物腰は柔らかい。そのギャップが今後の物語にどう絡むか注目したい。
    ところで、本書では当麻が不運な男というよりはラッキースケベ体質として描かれている。こちらも今後継続されるか気になるところ。

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著者プロフィール

電撃文庫『とある魔術の禁書目録』『ヘヴィーオブジェクト』『未踏召喚://ブラッドサイン』シリーズ著者

「2023年 『創約 とある魔術の禁書目録(8)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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