なぎなた男子!! (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (402ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048668118

作品紹介・あらすじ

「なぎなたをやってみませんか?」自分に自信がない翔、翔の幼馴染みでグレ気味な孝二、女子に夢中なお調子者の泰誠、寡黙でストイックな拓弥。屋上で青春を無駄遣いする元剣道部の4人組は、新任教師の草薙から男子なぎなた部の創設を持ちかけられる。競技人口のほとんどが女子のなぎなた。初めは入部を渋る4人だが、打ち込む物が欲しい、好きな子に良く思われたい、強くなりたい。それぞれの理由を胸に入部を決める。男子高生達の爽快部活物語。

感想・レビュー・書評

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  • 高校男子なぎなた部が舞台である。
    私もなぎなたは女子のスポーツだと認識していたが、
    「武蔵坊弁慶」そうだ、なぎなたをかついでいたなと思い出した。
    ラスト大柄女子の伏線回収、ここにきたかとほくそ笑んでしまった。
    それと、キラーキャラクターであった彼のその後が気になる。

  • 眩しい青春。
    諸事情で無期限活動休止となっている剣道部に所属していた男子高校生4人。屋上で青春を無駄遣いしているところ、新任教師に男子なぎなた部の創設を持ちかけられる。入部を渋る4人が、それぞれの思いを持って徐々に入部を決めていく。
    私は過去になぎなたをやっていたので、なぎなたの描写を懐かしく思いながら読んでいたけど、なぎなたのことをよく知らない人にはもしかしたら難しいかな? でも、これを読んで興味を持ってもらえたらいいなとも思った。
    物語内では男子なぎなたがディスられてるようなところも多いけど、男子のなぎなた、女子のものとはまた別の迫力と臨場感があって、かっこいいので!

  • 自分もなぎなた部に所属しているので共感できるところが多く面白かった。
    私の学校は男子も女子も関係なく一緒に練習するため、なぎなたへのイメージが全然違った。
    男子のなぎなたは力強くカッコイイので見たことない人は是非見てみてほしい。

  • 部活必須の学校で、諸事情で帰宅部となってしまった
    元剣道部員の4名に、なぎなたをしないか、と誘う先生。

    なぎなたは女子のもの、という観念は確かにありました。
    男子も部があるんだな、という驚きはありましたが
    顧問になっている先生…授業してますか?w

    元剣道部員の中で、なぎなたをする事にした者。
    やらない、とある意味青春している者。
    隣の女子なぎなた部も合わせて、全体的に
    青春しているな~と。
    軸というか、話の流れ的にそうなるだろうと思いましたが
    分かりやすい事件、分かりやすい校長。
    本当にあの先生を仕返しで流したなら
    それはそれで凄いです。

  • 2017.6.24読了。
    武士道シリーズを彷彿とさせる、青春スポーツ小説。安心して読み進められる感じがいい。

  • 王道なスポーツ青春物。
    葛藤があって、仲間とのいざかいや仲直りをへて、成長していく様が描かれています。
    あまりに王道なのでスパイス的要素が何かあると良かったかなと思います。
    なぎなたのことももうちょっと詳しく知りたかったです。

  • いやあ、青春だよ。いいなあ(笑)

    言ってみればこれは、なぎなた版ウォーターボーイズ。
    男子的には超マイナーなスポーツになんだかんだで惹き込まれてやることになった高校生男子4人の青春ストーリー。
    でも、なぎなたの試合や勝負に重きが置かれているわけではなく、なんというか、いや、ほんと青春だよなあ。
    個人的に好きな部活モノという所にも惹かれた。

    主人公たちが所属していた剣道部を廃部に追いやった元部員との不穏な騒動有り
    女子なぎなた部との確執と仲良くなっていく過程有り
    気になる少女とのぎこちない恋模様有りと
    いやあ、いいわあ(笑)
    とくに、合宿での主人公翔と結衣のやり取りがなんとも眩しい(笑)
    青春そのものだよー。

    そしてラスト。
    廃部の危機に女子部の援助も受けて一発逆転の演舞披露。
    この王道感がたまらない。
    久々に王道青春小説を読んだ気がする。
    うん、よかった。

    個人的には、孝二がなにかと確執のあった女子部のお嬢を試合で励ます場面にグッと来た。

    作者の別作品も読んでみたいと思う。

  • 槍、テニスを見てなぎなた。どれも青春していてまぶしい1冊。剣道部を廃部にさせられた元剣道部員たちが顧問の先生と一緒になぎなたに励むのだけれど、思うようにはいかなくって…とありがち展開だけれど、ひたむきにする姿は周りをも巻き込んでいい方向へ進める。爽やかでいい1冊でした。

  • いい具合に青春だった。さすらいのなぎなた伝道師は次はどこに行くのかな(笑)

  • 青春ってかんじだわー、と思うのは自分がおばちゃんになったからだろう。

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著者プロフィール

「サマーランサー」にて第19回電撃小説大賞<選考委員奨励賞>を受賞し、デビュー。瑞々しい感性で描かれる青春小説に定評がある気鋭の作家。

「2020年 『17歳のラリー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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