騎條エリと緋色の迷宮: 英国亭幻想事件ファイル (電撃文庫 あ 24-1)
- アスキー・メディアワークス (2008年4月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048670111
作品紹介・あらすじ
「おまえが生きたいと望むなら、このわたしが手を貸してやる」。真冬の東京を震撼させる連続殺人事件に巻き込まれた高校二年生の僕。そんな僕が命を託すことになったのは、傲岸不遜で唯我独尊、だけど不思議な魅力を持った美しい少女・騎條エリだった。十八歳にして博士号を持つエリは、古びた喫茶店『英国亭』の二階に事務所を構え、自称メイドの葵、銀の髪を持つ幼い少女麟と暮らしていた。そして、彼女が追い求めている"EVE"という存在が、連続殺人事件に関係しているというのだが…!?美少女学者エリと僕を巡るミステリー登場。
感想・レビュー・書評
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ヒロインや脇役キャラは中々良かったんですが、主人公が地味すぎて空気と化しています。話の中身も恐らく続編を前提に書かれているので色々と中途半端な事しか分からずに終わってしまっています。続編が出てもおかしくないくらいの内容なのですが出てないみたいで残念です。
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1巻。続けたかったと思うが続巻無い。
エリの太ももが印象的です。 -
可もなく不可もなくと言ったところでしょうか。続きがあるなら見てみたいきもするが。
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正直言って微妙でした。
言葉では伝えにくいのですが、一部のラノベにある独特の『読みにくさ』がこのラノベにもあります。
文章のテンポが悪いというかなんというか。「乃木坂春香の秘密」が苦手な人は要注意といえばわかるかもしれません。
また主人公の一人語り、主観の記述が多過ぎて他の登場人物がぼやけてしまっている印象。
そのためヒロインやサブキャラが全くキャラ立ちしていない、設定だけの代物になってしまっているのもかなり残念。
序盤の推理っぽいくだりもあまりに稚拙。
ミステリーなんて少しかじっただけの自分にも「その推理はねーよwww」と思わせてしまう内容でした。
タイトルと挿し絵から受けるイメージがどう見ても近代の英国っぽいのに本文でガチンコ現代日本設定というのも混乱させられ、読みにくいことこの上ありません。
久しぶりに辛口ですが、たまには合わない作品とも出会うということで1つご勘弁ください。 -
空から降ってきた赤い雨。
それが血だと気が付いた時、人の頭部も降ってきた。
あまりの光景に裏路地に逃げ込めば、正体不明の人物から
『何か』を押し込められ、そのために死ぬ運命に陥ってしまう。
脳内にふいに現れた腫瘍を取り除くため
植えつけた犯人を捜す〜というものなのですが
話の内容としてはそこではなく、生い立ちでした。
主人公が、協力してくれる人が、こうなってああなった、みたいな。
文章としてはさらっと読めるのですが
別段それほど誤解を解き続けなくてもいいような気がします。