七姫物語第五章東和の模様 (電撃文庫 た 15-5)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 187
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048670180

作品紹介・あらすじ

一宮シンセン都市の弱体化に端を発した東和の混乱は新たな局面を迎える。黒曜姫を掲げる旧王都一宮シンセン都市に、二宮スズマ都市の翡翠姫は対決を決意し、その軍勢を動かす。ついに起きた大国間の戦争に揺れる東和。そんな中、七宮カセン都市の宮姫である空澄姫は、四都同盟締結を望む双子姫の招きに応じて、五宮クラセと六宮マキセの双子都市へ向かい、彼女達に触れる。平和を語る姫達、独立を望む姫、改革を掲げる姫、そして、国体を背負う姫。ただカラが見つめるのは、流れる時代の中、姫達と人々が織りなす世界の模様。東和七姫が彩る物語。五章開幕。

感想・レビュー・書評

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  • 帰ってきた姫様
     これはいいですね。
    1と2の戦いに参戦する異国の王
    そして和睦と新たな戦い

     そろそろクライマックスでしょう。
     急に話が早くなってきています。
     
     商人頭さんは顔は出すけど目立ちませんね。

  • 新書にて購入

     ファンタジー。ライト。中華風。
     幼い姫の視点で、世界が描かれているのに、裏工作、根回し、遠くまで見通している何人もの、それぞれの都市の権力者達。そんなのばかり、わらわらわらわら。

     内容が、濃い。
     一年に一作しかでないので、ファンがじれてるこの本。
     中原の、戦う出稼ぎ王子様が出てきた。(豪快だ。火攻めで山火事おこす。
     戦い慣れしている。

     今回の名セリフ。
     
     この前の戦争で、お金は三年分の予算を使い込んでるから、自分たちだけでは戦争できないという将軍と大臣。
     カラが呆れると、大臣が優しく言う。
    「カラ、一度、言ったよね。戦争には思ったよりお金がかかるって」
     うーん、生々しい(笑
     戦のためにかり集められた兵士に戦場を与えないと志気が下がるとか。
     いろいろと、細かな描写があって、本当に、これは戦記物っぽい。その上で、政治が込み入っていて、濃い。なんやかやといって、リアルなのですよね。

  • 発売と同時に購入してから数年。続き、なかなか出ませんねえ。でも、カラカラさんたちにまた会えるなら、あと10年くらい待ってしまえるかも。

  • この巻から新展開があり、話は東和を大きく動かすことになる。
    一宮と二宮が本格的な武力対立となっている間に、五宮・六宮と三宮、七宮との四連合?・・・と思いきや七宮が流罪にした四宮姫を連れ戻して5宮連合!・・とそれを見て一宮・二宮の二大国連合ができるとか、なにこのアツイ展開。

    この一宮・二宮の連合が出来るときの宮姫のセリフが印象的だね。

    一宮姫「よくここまできました。褒めて差し上げましょう」
    二宮姫「よく逃げずにいました。褒めて差し上げましょう」

    次の巻で話は一段落(?)するらしいので楽しみです。

  • 6巻まだー?

  • 未読

  • 独特な世界観が今回も広がっています。
    しかし、表紙のヒロイン子どもっぽくなっているような……いや、年齢相応になったというか。
    相変わらず二宮・翡翠姫はあんま好きじゃないなぁ。

    カバー・口絵・本文イラスト / 尾谷 おさむ
    装丁 / 荻窪 裕司(META+MANIERA)

  • 前回より格段におもしろくなってきた!
    相変わらずテン&トエのコンビが好きです。
    (08.10.16)

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著者プロフィール

第9回電撃ゲーム小説大賞受賞者。

「2019年 『七姫物語 東和国秘抄 ~四季姫語り、言紡ぎの空~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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