GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン (1)上 (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
4.13
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本棚登録 : 1393
感想 : 98
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  • Amazon.co.jp ・本 (543ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048672184

作品紹介・あらすじ

各国により分割統治された中世の神州・日本。その上空を8隻からなる都市艦"武蔵"が航行していく-。遥か遠い未来。"重奏統合争乱"を経て、人類の命運を懸けた"聖譜"をもとに歴史の再現を行う国々。そして、さまざまな思惑と決意を胸に、未来を切り拓こうとする人々。重なり合う中世の世界を舞台に、学生達による学園国家間の抗争が始まろうとしていた!AHEADシリーズ『終わりのクロニクル』と都市シリーズの間の時代を描く、壮大な物語"GENESIS"シリーズ、遂にスタート。

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で。この表紙はちょっと妙齢の大人が借りるのは恥ずかしい感じ。果たして肌色部分は布なのか肌なのか。無機物ならOKなのか?

    設定がすごい、厚みがすごい、という前評判の通りすごい作りこまれた世界観。でももう自分にはこの設定を覚えるだけの気力が無い… FSSとか帝都物語とかにハマったのはもう大分昔だものなぁ… 年齢的にドハマリすればハマっただろうな、と思うもののもう自分は無理だった…

  •  膨大な世界観設定があり難解なように見えて、物語の主題となる部分は作中で登場人物複数の視点で何度も語られていました。作者はもちろん編集やイラストレーターも総出で、番外の『study』や挿絵で読者の理解を助けているんですね。

     それだけの労力をかけるだけの魅力が本作にはあります。登場人物の台詞回しや細かい戦闘描写、心の機微を表層の動きで描く手腕。

     ラノベ業界最重量は伊達じゃありませんでした。

  • 巨大航空都市艦の「武蔵」に暮らす葵(あおい)・トーリという少年と、彼の過去にかかわりをもつ自動人形の少女であるP-01sを中心とする壮大な物語のはじまりとなる一冊です。

    武蔵アリアダスト教導院の学生であるトーリは、バカなことばかりしながらも生徒たちから慕われていますが、そんな彼には、過去にホライゾン・アリアダストという少女をうしなうという、つらい過去がありました。そんな彼と教導院の学生たちの運命を大きく揺るがす事件がとつぜん起こります。それは、ホライゾンの父である松平・元信(まつだいら・もとのぶ)が、地脈炉を暴走させ、三河を消滅させたことでした。そして彼の口から、P-01sにまつわる思いもかけない事実が語られ、世界の運命を一身に引き受ける立場に置かれたP-01sは、「聖譜連盟」(聖連)によって身柄を拘束されてしまいます。

    第一巻から、すでにライトノベルとしてはかなり厚めの造本になっていますが、ストーリーの背景をなす膨大な世界設定の説明と、主要なキャラクターの紹介、さらにストーリーの起点となる三河消滅という事件をえがくのに終始しており、本格的な物語の動きはまだはじまっていません。主人公のトーリは、前作「終わりのクロニクル」の佐山・御言とは異なるタイプですが、ギャグとシリアスの振幅の大きさは前作以上で、純粋にたのしんで読むことができました。

  • 2020.04.22

  • 設定量が凄まじかった…読み終わるまで4日かかった。中盤までは退屈に感じて何度も挫折しそうになったが、それ以降はなかなか面白かった。読み始めたからにはがんばって下も読み終えようと思うが、面白かったとしても完結まであと27冊、しかも一冊が特大ボリュームと来ると、完結まで読みきるまで根気が持つか大いに疑問。さらに付け加えると、巻が進む毎に表紙が際どくなり個人的にとても買いにくいのも問題…

  • 馬鹿がラブしちゃった相手のために世界征服しちゃうぞ、という物語の始まり。

  • ライトノベル

  • 最終巻に向けて再読。
    「ゴッドモザイク」ってこの頃からあったんだ…

  • ずっと気になっていたけどようやく読了。疲れた。本自体がどんでもなく分厚い(しかも終わってない)うえ、SF、ファンタジー、日本史、世界史、政治、宗教とありとあらゆる要素が混然一体となった独自の世界観になっていて、登場人物も多く、しかもよくあだ名を使うので、いったい誰がどこのなにで、いま何をやっているのかを逐一理解しないとなかなか読み進めていけない。アニメも同時並行で見直している。しかしまあ、ある程度物語の構造が理解できてくると読み進められる。また、章が細分化されているのも助かるところ。とりあえず続きを読む。

  • 特殊な世界観なので、最初のカラーページでは理解できなかったのですが、最初の方で何度も「この世界は?」という説明が盛り込まれていたのがとても良かったです。なんとか理解できた……。下ネタとコメディの狭間でシリアスっている感じでした。しかし人を失ったり世界を失ったりしながら、それでもバカやって騒いで笑っている彼らを、応援したいと思いました。キャラクターがかなりいますが、しゃべり方が独特で文字だけで聞き分けができるところは親切と言うかすごいと言うか。1巻の上巻なので、これからなすべき事が提示された段階。

  • アニメ版から入ったのでこの作品の面白さはわかっている。とはいえ、このⅠ上だけでは面白いとは思いにくいだろう。なにせ設定の解説が多い。しかしこの設定が面白いわけなので読むしかない。先にアニメを見たから分かるが文だけだと流体の設定は少々飲み込みにくいかもしれない。
    それでもセリフ回しが軽妙だからかさくさく読み進められる。ただ地の文と台詞のつなぎ方には結構癖がある印象だ。

    この世界での日常を描きつつ、主人公の悩める部分を描写し、それを世界全体を波乱に巻き込む事件と絡めて下巻へつなぐ、というしっかりした下準備がされているので、下巻は間違いなく面白い。ただ長い。だがそこがいい。

  •  この作品もアニメ化されていますが、設定が多いためアニメだとなんの話をしているのかよくわからない!
     舞台は遠い未来。ある理由からもう一度歴史をやり直し始めた世界。小説の厚さからも伝わる濃厚な世界観を味わってみてください。(K2さん)OPAC→http://libopac.lib.juen.ac.jp/opac/opac_details.cgi?lang=0&amode=11&place=&bibid=1000013310&key=B142301145717821&start=1&srmode=0

  • これ読み終わっても「読み終わった」うちに入らない。全然。

  • きみとあさまで Ⅰ上 4 シリーズ評価
    きみとあさまで Ⅰ下 4 シリーズ評価
    きみとあさまで Ⅱ上 4 シリーズ評価
    きみとあさまで Ⅱ下 4 シリーズ評価
    きみとあさまで Ⅲ上 4 シリーズ評価
    きみとあさまで Ⅲ下 4 シリーズ評価
    きみとあさまで Ⅳ上 4 シリーズ評価
    きみとあさまで Ⅳ下 4 シリーズ評価

  • ※1巻のみ

  • 期待してなかったけど、面白かった。風呂敷広げすぎな気がするけど、うまくまとめられている。登場人物多すぎて、うまく頭の中で処理し切れてない(笑)。

  • アニメから入った。あまりの分厚さと設定の多さに思わず怯んだ。案の定読み終わるまでに時間がかかった。

  • ラノベは小説の一種かと勘違いしていた。
    これは、時速80キロで感情のTIPSを貼り付けて行く、スポーツだ。

  • 凄く面白いですっ‼
    このライトノベルが凄い!
    でもっと上位とってもおかしくないって毎回思います
    前回は10位でしたっけ?
    問題は厚さかな?

    好きなキャラはネイトですねw

  • 最初は以外と普通の話だよ

  • 終わりのクロニクル最終巻で、あの厚さは最終巻ゆえだと思ってました。
    でも、まさか1巻目でここまで厚いとは。
    内容的には、エロさというより、変態が多くなったんじゃないかな。

  • アニメから。とりあえずⅠだけでもと思って。

    結構文章にクセがありましたが、慣れれば平気。
    用語を文字で追える安心感。
    みんなでわいわいやってる雰囲気が楽しくて好き。ちょいちょいアホだし。
    キャラの掛け合いのノリも好き。
    トーリのバカさとかっこよさ度が自分の中であがっていった不思議。

    しかし、これアニメ先に見ていなかったら、脳内で映像展開するの大変だったかなーと。
    世界観理解はまだあまりできていないけど、ハマったらすごく楽しめそうな気がする。
    とりあえず、下巻。

  • Ⅳまで。

    厚さにややビビるも大戦ものが読みたい、表紙に惹かれて購入。
    特殊能力あり、魔法ありの国盗り、独立物語。的な内容です。
    単純に戦闘力だけの勝負ではなく知略謀略もあり。
    日本の戦国時代×世界史の重なった世界観で
    『襲名』という制度が物語に厚みを持たせています。

    一巻はいきなり登場人物が大量に出てきて面食らいますが、
    メインとなるキャラは各巻ごとに絞られますので結構読みやすいです。
    独特のギャグは好き嫌いわかれるとは思いますが、
    それがあるからこそシリアスな場面が引き立ちます。

    アニメからの人も是読んでみて欲しい。



    ※※※ネタバレ雑感。




    いやー最初は、面白いけどちょっとキツイなーと思ったんですが。
    一巻最終のトーリとホライゾンの相対はグッと来る。
    そういう一瞬の爆発力を楽しみに読んでます。

    推しキャラは賢姉と大久保です。

  • アニメを見て、ハマりました。本の厚さで知ってはいたのですが、読むの大変そうと思って読んでなかった。挑戦してみるもんですね、意外とすらすら読めました。

  • 歴史から学ぶ我々は、何者たりうるのか。

  • アニメを先に見ていたので、情報を補完するつもりで読み始めました
    背景がすごく複雑なのにこのスラスラ読める感!
    なんだろう…、セリフ回しが上手いのか…?

  • 文章的に前作『終わりのクロニクル』より読みやすくなったと思うが、人数が増え、設定が増えた分初見にはやっぱりハードル高いかも…という印象。でもアニメがあるのでいいのか?(未視聴)
    あ、厚さは考えてなかった(笑)

    面白い、の一言に尽きる。続きが気になるし、綿密に練られた設定と伏線で何度も読み直したくなる。
    川上氏の得意とする戦闘やエロギャグがこれでもかとてんこ盛りなので……染まればヒャッハーですよ?(笑)

    他、個人的に推したいのは、
    要所に出る姉弟のチャット風解説や相変わらずのあとがき、さとやすさんの絵はもちろん……カバー裏の設定資料などサービス精神の塊のような本という事です(笑) 厚さからなにから……思わず印刷所の心配してしまいました(笑)
    色んな意味で凄い本ですよ!(笑)

  • アニメでいえば、ホライゾンが連れ去られるところですね。
    情景風景の説明等がすごく書かれているのでこういうリズムで
    書くのも一考だなと。
    長い文章も前みたいに、やはり苦ではないですね。
    歳を取ると趣向も変わるとのことを親が話していましたが、
    そんな気はします。

  • 最新刊まで

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著者プロフィール

第3回電撃ゲーム小説大賞<金賞>受賞作『パンツァーポリス1935』にて作家デビュー。代表作は『風水街都 香港』『機甲都市 伯林』を始めとする「都市シリーズ」や『終わりのクロニクル』シリーズ、『境界線上のホライゾン』シリーズなど。

「2022年 『EDGEシリーズ 神々のいない星で 僕と先輩の超能力学園OO〈下〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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