C3 ‐シーキューブ‐V (電撃文庫 み 7-11)
- アスキー・メディアワークス (2008年12月5日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048674225
作品紹介・あらすじ
体育祭をなんとか無事に終えた大秋高校。そこでは今、白衣の天使たちがおくすりを運んでいた。彼女たちが身に纏うのは、飾り気のない純白のナース服。目立つピンク色のナース服。そして、古式ゆかしいメン○ーム風ナース服…の、フィア。-つまり、文化祭でのナース喫茶が大盛況なのでした。はじめての「おしごと」と「文化祭」にウキウキしっぱなしのフィアをよそに、謎の「妖怪・濡れ女」が校内を徘徊しているという噂が?文化祭の喧騒に潜む怪しい人物の正体とその目的は…!?波乱とコスプレいっぱい!?の第5巻。
感想・レビュー・書評
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ライトノベル
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前巻の体育祭に続いて今回は文化祭と、イベント関連が続きます。
春亮のクラスメイトの伯途泰造(はくと・たいぞう)の尽力のおかげで、このはが属する4組と合同で「ナース喫茶《癒し病棟1314号室》」に出し物が決定し、フィア、このは、錐霞たちはナースのコスプレで参加することに。
ところが、錐霞の兄にして「闇曲拍明の研究室長国」室長の闇曲拍明(やみまがり・ぱくあき)と、その護衛に当たる褐色肌の少女ン・イゾイーが、錐霞を連れ戻すためにやってきます。彼らは錐霞の首に呪われた道具の首輪をつけて、ゲームの開催を告げます。彼らが学園内のさまざまな場所に置いた50個の人形の中のどれかに、錐霞に取り付けられた首輪を外す鍵が入れられているので、制限時間内にそれを探し出すこと。制限時間が来ると、首輪と人形に仕掛けられた爆弾が起動してしまうのです。春亮は、首輪の呪いのせいで激しい寂寥感に襲われる錐霞と密着しながら、人形を探して学園内を歩き回ることになります。
さらに、事態はますます混迷を深めていきます。闇曲拍明に囚われたビブオーリオを探し求める二階堂クルリは、某作品に登場する「撲殺紳士ガシャドクロン」のスーツを女子生徒から奪い、その中に身を隠して闇曲拍明を追いかけます。さらに、何者かに春亮の殺害を依頼された元ビブオーリオ家族会のオラトリエ・ラブドルムナーグという女も学園内に潜入していました。
あいかわらずごってり盛りだくさんの設定を、ストーリーの中でうまく処理している著者の手並みは見事です。1巻と2巻ではやや展開にぎこちなさを感じましたが、完全に安定軌道に乗ったようで、ここからは安心して読めそうな気がします。 -
文化祭、キリカ兄
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未読