ジーパンをはく中年は幸せになれない (アスキー新書 124)
- アスキー・メディアワークス (2009年10月9日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048677752
感想・レビュー・書評
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ジーパンをファッション性の高いオシャレ着としてはいているあなたは大丈夫。また、着るものを考えるのがメンドクサイからはいている、というあなたもセーフ。では、どんな人が幸せになれないのか。気になる人は、ぜひ本書を読んでいただきたい。
というのは、実は本書は心理学の本なのである。タイトル以外にも、大切なテスト(会議)の前の日にいつもはやらない掃除をしたくなるのはなぜか、社会的地位のある大学教授や裁判官などが痴漢をするのはなぜかなど、魅力に満ちた心理学上の問いと答えが詰まっている。とはいえ、本書の最大の魅力はそこではない。著者が本書で本当にやりたいことは、中年(以上の人)へエールを送ることなのだ。
第一章で、「人生に期待するのは間違っているのだ。人生のほうが私たちに期待しているのだ」ということばが紹介されるが、この時点ではこの言葉の意味はよくわからない。けれども、本書を読み終わったとき、この言葉の持つ意味に手が届いた気がした。中年以後を生きる力をもらえる、太鼓判の一冊である。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
タイトルに騙されてた。心理学の本でした。
としを重ねることから逃げるなとか、結構内容充実してた。 -
ファッションの本かと思われる題名だが心理学の本である。
本書を一言でまとめるとすると「自分を殻に閉じ込めず、殻を破っていく方が幸せになれる」となるだろうか。
著者は心理テストの携帯公式サイトを主催していると言う。
なるほど、片手間に読むのに丁度いい文の軽さとリズムだ。
反面、心理学を専門的に知りたい人には物足りないかもしれないが、心地よく生きていく為のヒントには出会えるかもしれない。
ジーンズを穿く中年は何故不幸なのか?
それは若いことの自己イメージに囚われているから(年老いても長髪を切れない団塊の世代はマヌケだった)。
何故、BBSやSNSなどで正論を説いている人はモラルが低いと言えるのか。
それは彼や彼女が他者に対して不寛容だから。
<I>「人生に期待するのは間違っているのだ。人生が私たちに期待しているのだ」(V.E.フランクル)
</I>
手元に置いておきたい一冊。 -
初読
ミッドライフ・クライシスの本かと思ったら初歩的な心理学の本だった〜
とはいえ、結構面白かった。
歳を取る事を悲しいと思う事が中年の危機を呼ぶ。
相手が反論できない事を言いたい気持ちが正論を言わせる。正論と正論の膠着状態。正論で人を抑え込もうとしない。
心理的負債感をなくす為にはその人が自分で解決できたと思えるようなサポートの仕方を。
承認欲求が満たされていないと人を馬鹿にしがち。
手軽に幸福感を得るには運動。
幸福には3種類、
パワー動機と達成動機と親和動機。
それぞれに優劣はないから互いを尊重しあう、
最近は達成動機や勝ち組等パワー動機が持て囃されてる、
とあったけどそうかな〜?パワー動機の人は蔑まれて、
親和動機の人がいいよね、って言われてる気がするけどな〜w
第2章
結果的に自分に不利なセルフハンディキャップを与えてしまう、わかる…
自分で自分の足をひっぱって、人からも嫌われるっていう。
そう、そのくらい自尊心っていうのはモンスターなんだ。
わかるわぁ…
でも癖みたいなもんだから「言い訳を絶対しない」で成功動機にしたいものです…
優先順位エラーとかもね。わかりすぎる。
第3章
最良の原因帰属は成功時には能力のせい、
失敗したときには努力のせいと考える。
嘘でも悪い思考グセを説得し続ける方が自分もその気になる。
目の前にいない人に振り回されないように結晶化に気をつける(出来るだけ考えないように、会う) -
なぜジーパンで幸せになれないのか?
→自分で得たものを誰かに伝えていく
言い訳を絶対に口にしない
たとえ困難でも今の人生を迷わず生きることこそ、最良の生き方
成功した時は自分の能力、失敗したときは努力のせいと考える -
人生の悩みは、中年の思春期に在る。
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大人は大人を生きろということ。
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色んな心理効果を書いている。