タロットの御主人様。(7) (電撃文庫 な 11-16)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 90
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (353ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048678988

作品紹介・あらすじ

二学期。ついにタロットの美少女たちが待ちに待った文化祭が始まった。『占い喫茶』という怪しげな催し物で最優秀賞を狙う秋人のクラスは、マスコットキャラのアヒル三崎や辣腕委員長・結夏の采配、籐子様の財力、そして禁断の魔女っ子コスプレで勝負に出る!!…のだが、「あれ?お、俺の出番は?占い喫茶なのに占い禁止!?」一人アイデンティティの危機を覚える秋人をよそに、優勝候補のはずの占い喫茶に大波乱の展開が!?喫茶の運命やいかに!八久住さんとの『約束』はどうなる-。

感想・レビュー・書評

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  • 今回は、第1巻のときから言及されていた文化祭イヴェントです。

    「占い喫茶四阿」という出し物で優勝をねらう秋人たちのクラスでしたが、文化祭の最中に香澄がついに秋人に告白をするという決断をくだします。いよいよ文化祭当日、アメジスティアや真冬たちまでもが姿を見せ、混乱するなか秋人の命をねらう「審判」「女帝」「力」の三人のタロットたちが接近します。

    あいかわらず、前半ではドタバタコメディ、後半でようやく本筋に入るというパターンで、ひねりがないといえばその通りですが、ブレることがないので安心して読むことができます。とはいっても、そろそろ物語も終盤にさしかかってくるころなので、これまで小出しにしてきたストーリー全体の枠組みがどのようなかたちで読者に示されることになるのかという期待もあります。

  • 読書録「タロットの御主人様。7」3

    著者 七飯宏隆
    イラスト YUKIRIN
    出版 電撃文庫

    p24より引用
    “具体的には各クラスの出しものに対し、OBや
    地元企業に協力してもらうことで、高校レベル
    を超えるハイクォリティな文化祭を実現しよう
    ってことらしい。”

    目次から抜粋引用
    “文化祭前日
     文化祭前夜
     文化祭・1
     文化祭・2
     文化祭・3”

     その強い占いの力をもって、国を影から支
    えてきた一族の、落ちこぼれ気味な後継者を
    主人公とした、ライトノベル。
     高校生活におけるイベントは、日々の苦しい
    勉強の息抜きには重要なもの。主人公たちの
    学校にも、文化祭の季節がやってきた。
    あまりあてにはならないが、占いの力を持つ
    主人公のいるクラスは、それを売り物にするこ
    ととなったのだが…。

     上記の引用は、主人公たちが通う高校の
    文化祭についての一文。街興しの一環として
    このようになったようです。一般来場者からの
    アンケート投票で、全クラスの出し物の中から
    一位を決め、優勝クラスには特典が与えられる
    とのことです。
    バックアップする企業などにとっても、実行する
    生徒たちにとっても、お互いにメリットのある
    催し物になっているようですね。
    アニメや漫画の舞台となった地域が、聖地と
    して賑わうというのも、よく似た感じでしょうか。
    ロミオとジュリエットの舞台のモデルとなった、
    ベローナの街でしたっけ、あそこも同じような
    ものなのかなと思いました。
    そう考えると、ずっと昔から同じような街興し
    というのは続けられているのですねぇ。
    温故知新ということでしょうか。
     シャワールーム、ぱんちら、胸の谷、さらしに
    下着と、今回のイラストもサービス満点です。

    ーーーーー

  • 今回は基本文化祭話。
    その中に、香澄ちゃんの告白を巡る女の子たちのあれこれや
    文化祭出し物『占い喫茶』での秋人のドタバタや、
    そんな秋人を狙いに来た三人のタロットとの戦いなど、
    いろいろ詰め込んだ巻。

    とはいえ、なんかもう一つ面白く読めないのは、やっぱり、主人公がへたれ過ぎるからかなあ。
    少しずつ真の力とか目覚めてきてるのはわかるんだけど、もう少し成長してもらわないと、なんか読んでてすっきりしない。
    こういうお話は、やっぱり最後に、『ああ、やったあ!』ていう爽快感というか、達成感が欲しいと思う。
    頑張ってほしいなあ。

    タロット集めもようやく半分。
    お約束だけど、だんだんハーレムも増えてきたなあ(笑)
    さて、いろんな伏線、設定も増えてきて、この先どんな展開になっていくのか。
    できれば、そんなストーリーの方でぐいぐい引っ張っていって欲しい。

  • 秋人の学校で文化祭が始まる。そこへ「審判」「女帝」「力」の三枚(三人)のカードが現れる。
    真冬・アメジスティアも登場して場は盛り上がります。そして名は明かしませんが何人かはこの先の話に深く関係がありそうです。
    相変わらずヘタレ・鈍感・駄目占現師と言われながらもタロットとの微妙な関係が面白いでしょう。
    2009・7・10 初版 353ページ

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