殺戮ゲームの館(上) (メディアワークス文庫 と 1-1)
- アスキー・メディアワークス (2010年3月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048684682
作品紹介・あらすじ
── 誰かが言った。この二つには共通点があるのではないか。 一つは時折マスメディアをにぎわす集団自殺のニュース。そしてもう一つは人間が殺し合う娯楽ビデオが存在するという都市伝説。 出会いや遊びが目的のオカルトサークルに所属する福永祐樹は、ネットで偶然見つけた自殺サイトに興味を持ち、集団自殺の現場となったというある廃墟にたどり着く。だが祐樹が目覚めた時、彼を含むサークルメンバー11名は密室に閉じ込められていた……。 戦慄の密室サスペンス、上巻。
感想・レビュー・書評
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登場人物が薄い。特に上級生は特徴がつかめないままいなくなった人が多い。ちょっとかわいそう。魔物は誰かと推理する。ドキドキする。下に期待。
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ありえねー...設定で説明が回りくどくて
何じゃこらと思ったけど、話的には面白い。
次は次はと気になって、ページを捲る手が止まらない。
設定に無理があるけど、面白いから、まっいっか。 -
<紹介>
閉鎖環境のデスゲームもの。モチーフは人狼ゲーム。
<おすすめポイント>
極限状況下の心理描写が読み応えあり。大学のサークルという小コミュニティの人間関係が極限環境でどう崩れていくかも見所。
<感想>
ラストが個人的に土橋作品で一番好き。 -
クローズド・サークルもの。
オカルトサークルに所属する10名の大学生と、部外者であるひとりの女子高生。
計11名が密室に閉じ込められ、犯人ならぬ「魔物」探しを強要される。
命を賭けたゲームが始まった。
この手の物語においてすべてを語る必要はない。
ゲームの主催者は誰なのか?目的は何なのか?
それらは些細な状況設定にすぎない。
大事なのはゲームシステムが詳細に、より具体的に提示されているかどうか。
その一点だけである。
実際に目の前で人が殺されていけば、誰も冷静ではいられない。
負の感情はさらなる疑心をうむ。
状況を冷静に把握できず、取り返しのつかない結末へと突き進むことになってしまう。
だからこそ、藍の役割は大きかった。
少ない情報を分析し、自らが生き残るために道を探し続けた。
最終的な生存の決め手が、人が持つごく普通の感情だったことが面白かった。
自分と自分が大切に思う人たち。
結局のところ、人が守れる範囲なんて案外そんなものかもしれない。
生き残った後も続く日常。
ゲームを境に変わってしまった何か。
生還した者もまた犠牲者であることは間違いない。
物語がしっかりと動き出すまでが長い。
読みやすい。読みやすいのだけれど・・・物語としての重みがない。
ゲームノベルが好きな人や、読みやすさを優先する人に向いているような気がする。 -
すっごく続きが気になります!
ちょうど最近友達から「人狼ゲーム」というワードをよく聞いてたのでこれが人狼ゲームというものかと読んでました(気づいたの途中からで買う時は全然そんな話とは思わなかった...)
上巻だけしか買わなかったのでもやもや...早く下巻読みたい!
h28.1.13 -
2012.6.13 推薦者:ジュジュ(http://ayatsumugi.blog52.fc2.com/blog-entry-141.html)
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お得意の心理サスペンス。
というか、今流行りの人狼ゲームを題材とした本。
この人の本は読みやすくてすき!テンポよく読めるね!